甘栗で簡単！笠原流「栗きんとん」
「笠原将弘の料理のほそ道」では、伝統的な料理に新たなアレンジを加え、誰でも手軽に作れる工夫が光るレシピが毎回紹介されています。今回のテーマは、おせち料理でおなじみの「栗きんとん」。一般的には甘露煮の栗を使いますが、笠原流ではむき甘栗を使用することで、手軽さとほろ苦い風味の大人の味わいを実現しました。
さつまいもの優しい甘さと甘栗の絶妙なコンビネーションが特徴で、彩りも美しく、ピンクペッパーがアクセントに。お正月の食卓だけでなく、日常のティータイムにもぴったりの一品です。以下では、材料、作り方、そして美味しく作るためのポイントを詳しく解説します。
【沸騰ワード】伝説の家政婦・志麻さんの「栗のクレープ」他｜秋の絶品料理の作り方・レシピ綾瀬はるかも悶絶｜2024年11月8日放送
甘栗きんとんの材料と準備のコツ
【材料】（4人分）
- さつまいも：500g（滑らかな仕上がりのためにホクホク系の品種がおすすめ）
- 甘栗：160g（市販のむき甘栗を使用すると便利）
- ピンクペッパー：少々（彩りと香り付けに使用）
- 塩：少々（さつまいものアク抜きに）
A（シロップ）
- 砂糖：200g
- 水：100cc
【下準備】
- さつまいもは両端を切り落とし、皮を剥いて一口大にカットします。形が均一だと火が通りやすくなります。
- ボウルに塩水を作り、切ったさつまいもを10分ほど浸けてアクを抜きます。この工程により、さつまいもの風味が引き立ち、仕上がりが美しくなります。
- 甘栗は袋から取り出し、軽くほぐしておきます。
簡単ステップ！笠原流「甘栗きんとん」の作り方
1. さつまいもを茹でてマッシュする
鍋にさつまいもを入れ、ひたひたの水を注ぎます。中火で加熱し、沸騰してから10分程度茹でます。竹串がすっと刺さるくらい柔らかくなったら、湯を切り、熱いうちにマッシャーで潰します。この段階で滑らかにすることで、仕上がりが均一になります。
2. シロップを作る
別の鍋に砂糖200gと水100ccを入れ、中火で砂糖が完全に溶けるまで混ぜます。砂糖の粒が残らないよう、火加減を調整してください。
3. さつまいもを練り合わせる
シロップの中にマッシュしたさつまいもを加え、弱火〜中火の間で4分ほど練ります。この作業により、さつまいもとシロップが均一に馴染み、しっとりとした仕上がりになります。ヘラで混ぜる際に焦げ付きに注意しましょう。
4. 甘栗を加える
火を止めた後、甘栗を加えます。この時、甘栗が崩れすぎないようにさっくりと混ぜ合わせるのがポイントです。甘栗の形が残ることで、食感のアクセントになります。
5. 冷やして仕上げる
混ぜた甘栗きんとんをバットなどに広げ、粗熱を取ります。完全に冷えたら、器に盛り付け、仕上げにピンクペッパーを散らして彩りをプラスします。
笠原流「甘栗きんとん」をさらに美味しくするコツ
- さつまいも選びがポイント
ホクホク系のさつまいも（紅あずまや鳴門金時など）を使用すると、甘栗のほろ苦さと相性抜群です。 - 甘栗の種類を選ぶ
市販のむき甘栗は手軽ですが、甘みが強いものや自然派のものを選ぶと、風味がより引き立ちます。 - ピンクペッパーのアクセント
ピンクペッパーは見た目だけでなく、ほんのりした香りが全体を引き締めます。
笠原流「甘栗きんとん」の楽しみ方
おせち料理に華を添える
一般的な栗きんとんと異なる、大人の味わいが加わることで、伝統的なおせち料理が一層華やかになります。
デザートとして楽しむ
ティータイムのお供に、和洋問わずどんな飲み物とも相性抜群。お正月以外の日常使いにもおすすめです。
おもてなし料理として
手軽に作れるのに、見た目の華やかさでゲストからの注目を集めます。
甘栗きんとんを活用したアレンジレシピ
ここからは、私からの提案です。甘栗きんとんはそのまま食べるだけでなく、ちょっとした工夫で別のスイーツや料理にアレンジすることができます。ここでは、甘栗きんとんを使った簡単で魅力的なアレンジ方法を2つご紹介します。
1. スイートポテト風アレンジ
甘栗きんとんに少量の生クリームやバターを加えるだけで、滑らかなスイートポテト風に変身します。
作り方
- 作った甘栗きんとんをボウルに入れ、バター（約10g）と生クリーム（大さじ2）を少しずつ加えながら混ぜます。
- 滑らかなペースト状になるまで混ぜ合わせたら、絞り袋に入れます。
- 天板にオーブンシートを敷き、絞り袋で好みの形に成形します（バラ型や円形など）。
- トースターやオーブンで表面に軽く焼き色がつく程度に焼き上げます（目安：180℃で5～10分）。
ポイント
- お好みで卵黄を表面に塗ると、つやのある仕上がりになります。
- トッピングに甘栗を小さく刻んでのせると見た目も豪華に。
2. 和洋折衷のケーキトッピング
甘栗きんとんを洋菓子に組み合わせることで、和と洋が融合したスイーツにアレンジできます。
作り方
- 甘栗きんとんを軽くほぐし、パウンドケーキやタルトの上に均等にのせます。
- ケーキの場合は、仕上げに甘栗やピンクペッパーを散らして彩りを加えます。
- タルトの場合は、ホイップクリームやナッツ類（アーモンドスライスなど）を添えて、さらに食感と見た目のアクセントをプラスします。
ポイント
- パウンドケーキの生地に混ぜ込むことで、しっとりした栗の風味を楽しめるアレンジも可能です。
- タルト生地との相性も抜群で、和洋折衷のデザートとしておもてなしに最適です。
これらのアレンジは、甘栗きんとんのシンプルな味わいを活かしながら、新しい楽しみ方を提供します。お正月の余り物としても、普段のおやつやおもてなし料理としても大活躍するアイデアです。ぜひお試しください！
読者の皆さまへ
今回ご紹介した笠原流「甘栗きんとん」は、おせち料理の新定番としてはもちろん、日常のデザートやおもてなし料理にも最適です。ぜひお試しください！また、作ってみた感想や質問があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。皆さんのアイデアやアレンジもお待ちしています！
まとめ
笠原将弘さんが提案する「甘栗きんとん」は、シンプルな材料と手順で誰でも手軽に作れるのが魅力。むき甘栗を使ったアレンジで、伝統の味わいにほろ苦い大人の風味を加えています。お正月のおせちはもちろん、普段のおやつやおもてなしにも活用できる一品です。
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