はじめに
2024年12月9日(月)に放送された「有吉ゼミ」では、相撲部屋の中でも特にグルメで知られる九重部屋に密着。九州場所の直前合宿で披露された豪華な魚料理や、ライバル部屋との白熱のちゃんこ対決が特集されました。力士たちが食卓を囲む様子や、大量の差し入れを使った豪快な料理シーン、そして葛飾区で行われたスポーツフェスティバルでの料理イベントの舞台裏など見どころ満載の内容となっています。
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グルメすぎる九重部屋の九州場所合宿
力士たちの食卓に並ぶ豪華グルメ
九重部屋の九州場所合宿では、毎年大量の食材が差し入れられ、力士たちの食卓を豪華に彩ります。今回の宿舎となった鳥飼八幡宮には、鮎50匹、鯛3匹、鯵10匹などの新鮮な魚が次々と届き、厨房ではこれらの素材を使った絶品料理が次々と作られました。料理を担当する千代青梅と千代雷山の手によって、これらの魚が力士たちのエネルギー源となる一品に生まれ変わります。
鮎の甘露煮では、50匹もの鮎を丁寧に下処理し、特製の甘辛いタレでじっくり煮込んでいます。このタレには九州産の醤油や砂糖、みりんが使われ、鮎の持つほのかな苦味と甘辛い味が絶妙に調和。骨まで柔らかく仕上がり、力士たちからは「箸が止まらない!」と大好評。特に若い力士たちは、普段食べる機会の少ない鮎の味わいに驚きながらも、一口ごとに笑顔を見せていました。
鯛とヒラマサの刺し盛りは、2kgの鯛と巨大なヒラマサを豪快に使用。新鮮さを最大限に活かすため、調理直前に捌かれた刺身は、弾力がありながらも口の中でとろけるような食感が特徴です。特に鯛は松皮造りに仕上げられ、皮の香ばしさと身の甘さが力士たちの心を掴みました。「九州の醤油で食べるとまた格別!」という感想も聞かれ、料理の美味しさが伝わるひとときでした。
サンマの塩焼きは、差し入れられた100尾を一気に調理。炭火でじっくりと焼き上げられたサンマは、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシー。焼きたてのサンマを前にした力士たちは、一斉に箸を伸ばし、次々と平らげました。「脂が乗っていて最高!」という声が飛び交い、中には5尾以上を一気に平らげる力士も。炭火で焼かれる際に漂う香りもまた、食欲をそそる重要な要素となっていました。
クエ料理で決起集会
合宿3日目には、12kgの高級魚クエが差し入れられました。このクエは、九州の冬を象徴する魚であり、その豪華さから力士たちの士気を高める特別な料理として提供されました。この日は「決起集会」として特製のクエ料理がふるまわれ、力士たちが稽古の疲れを癒し、明日への活力を養う場となりました。
メインとなったのは、クエの旨味を最大限に引き出した「クエちり鍋」。昆布と鰹節をベースにした出汁に、ぷりぷりとしたクエの身を贅沢に投入。煮込むほどにクエの旨味がスープに溶け出し、これを九州特産の柚子胡椒やポン酢でさっぱりと楽しむのが特徴です。「こんな美味しい鍋、初めて食べた!」という声が力士たちから次々と上がり、鍋はあっという間に空になりました。
さらに、鍋に使わなかったクエの身は、刺身や漬けに加工されました。刺身は薄く引かれた新鮮なクエをそのまま楽しむもので、弾力ある食感と上品な甘さが際立ちます。一方、特製タレに漬け込まれた漬けは、ご飯との相性が抜群。力士たちは丼として盛り付けられた漬けを豪快に掻き込み、「これでまた明日も頑張れる!」と笑顔で語りました。
この決起集会は、料理を通じて力士たちの体力だけでなく、精神的な団結力も高める場となり、大成功を収めました。料理人として腕を振るった千代青梅と千代雷山も、「力士たちの笑顔が見られるのが何より嬉しい」と語り、充実した表情を見せていました。
料理自慢の3部屋が集結!ちゃんこイベント
葛飾区スポーツフェスティバルの舞台裏
2024年の葛飾区スポーツフェスティバルは、九重部屋、大島部屋、二子山部屋の3つの相撲部屋が料理の腕を競い合う大規模なちゃんこイベントが注目を集めました。このイベントでは、力士たちが総出で総重量300kgにも及ぶ食材を仕込み、昨年の520杯という販売記録を超えるべく準備が進められました。
九重部屋では厨房が早朝からフル稼働し、出汁を取る音や野菜を切る音が絶えず聞こえる中、部屋全体が一丸となってちゃんこの準備に取り組みました。一方、二子山部屋と大島部屋も独自のレシピを持ち寄り、味の個性を競う意気込みが伝わってきました。
各部屋の自慢のちゃんこ
九重部屋:コクうま塩ちゃんこ
九重部屋が用意したのは、塩ベースのシンプルながら奥深い味わいの「コクうま塩ちゃんこ」。鶏肉や豚肉、白菜、人参、大根、春菊といったたっぷりの野菜を使用し、昆布と鰹節から取った特製出汁が旨味を引き立てます。このちゃんこは、体を温めるだけでなく、さっぱりとした後味が好評で、イベント開始直後から長蛇の列ができる人気ぶりでした。力士たち自ら呼び込みを行い、「これを食べたら寒さも吹き飛びますよ!」と笑顔でアピールしていました。
二子山部屋:和風カレーちゃんこ
二子山部屋が振る舞ったのは、和風出汁にカレーのスパイスを加えた「和風カレーちゃんこ」。スパイスの香りが会場全体に広がり、多くの来場者がその香りに引き寄せられました。特に、白だしがスパイスの刺激を和らげつつ、深みのある味わいを作り出しており、子どもから大人まで幅広い層に受け入れられる味わいに仕上がっていました。イベント開始からわずか15分で103杯を売り上げるという驚異的なスピードで行列が伸び、二子山部屋の力士たちは次々と追加の鍋を準備する忙しさでした。
大島部屋:濃厚味噌バターちゃんこ
大島部屋の「濃厚味噌バターちゃんこ」は、味噌のコクとバターのリッチな風味が特徴の一品。野菜や豚肉に加えて、特製の「人団子」が入っており、この団子のふわふわとした食感が特に好評でした。寒い季節にぴったりの濃厚なスープは、来場者の心も体も温め、大人向けの深い味わいとして人気を集めました。
イベント当日の盛り上がり
スポーツフェスティバルが開幕すると、二子山部屋の「和風カレーちゃんこ」にまず大行列ができ、その香りと新しさに惹かれた来場者が次々と列に並びました。開始1時間で360杯を売り上げる快挙を達成する一方で、九重部屋の「コクうま塩ちゃんこ」も負けじと340杯を提供し、大島部屋の「濃厚味噌バターちゃんこ」も260杯を売り上げました。
イベント終盤には、3部屋とも残り1鍋分となり、力士たちが最後の一杯を提供するために笑顔で接客する姿が印象的でした。九重部屋は720杯を完売し、昨年の記録を大幅に更新。他の2部屋も完売を達成し、イベント全体が大成功に終わりました。
まとめ
今回の「有吉ゼミ」は、九重部屋の豪華グルメやライバル部屋とのちゃんこ対決、そしてスポーツフェスティバルの盛況ぶりを通して、相撲部屋の魅力を存分に伝えました。力士たちの豪快な食事風景や料理へのこだわりが印象的で、視聴者にとっても食欲をそそる内容でした。
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