クリスマスをもっと楽しく!「バリバラ」でバリアフリー料理
12月19日(木)の夜8時から放送されるNHK教育の「バリバラ」では、料理研究家・山本ゆりさんが手軽でおいしいバリアフリークリスマス料理を紹介します。障害の有無に関わらず誰でも簡単に作れるレシピは、これまでの「料理は難しい」という概念を覆す画期的なものばかり。脳性まひや視覚障害を持つ当事者が実際に挑戦するシーンも必見です。
【家事ヤロウ!!!】超豪華芸能人の最強自宅めしベスト10大発表|木村拓哉の納豆ごはん&大泉洋の絶品パスタ他|2024年12月3日(火)放送内容
番組の概要と見どころ
誰でも作れる!「バリアフリークリスマス料理」
今回のテーマは「クリスマス料理ショー」。山本ゆりさんが考案したレシピは、特別な技術や道具がなくても簡単に作れるのが特徴です。料理初心者でも安心して挑戦できるよう、家電や工夫を駆使したレシピが紹介されます。
特に注目したいのは、以下の2つの挑戦です。
とろとろロールキャベツのレシピ詳細
材料(4人分・8個分)
- キャベツの葉:8枚(約300g)※破れた場合は2枚で1つ巻く
- 塩:ひとつまみ
- 合いびき肉:500g
- 玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
【A】肉だね用
- 塩:小さじ1/3
- コショウ:少々
- パン粉:大さじ6
- 牛乳:大さじ6
- 卵:2個(Mサイズ)
【B】煮込み用
- 顆粒コンソメ:小さじ4(固形の場合2個を刻む)
- 酒:大さじ3
- 水:400ml
- 粗びきコショウ、ドライパセリ:お好みで適量
作り方
キャベツを下ごしらえする
- キャベツの芯に切り込みを入れて外側の葉をそっとはがし、耐熱ボウルに入れる。
- 湯400mlに塩ひとつまみを混ぜ、キャベツにかける。ふんわりラップをかけて電子レンジ(600W)で9分加熱する。
ポイント
- キャベツの葉は流水をあてながらはがすと破れにくく、スムーズです。
- 加熱することでキャベツが柔らかくなり、巻きやすくトロトロの食感に仕上がります。
玉ねぎを準備する
- キャベツを加熱している間に、玉ねぎをみじん切りにする。
- みじん切り用調理グッズを使うと効率的にカットでき、時短になります。
肉だねを作る
- ポリ袋に【A】の材料をすべて入れて混ぜる。
- 合いびき肉、卵、玉ねぎを加えてポリ袋の上からよくもむ。
ポイント
- ポリ袋を使用すると手が汚れず、洗い物が少なくなります。
- パン粉と牛乳を事前に合わせることで、ふっくらとした肉だねに仕上がります。
- 塩はパン粉や牛乳に混ぜてから加えることで、均一に味が馴染みます。
キャベツで巻く
- 加熱したキャベツを取り出し、流水で冷ます。芯の固い部分を包丁でそぎ落とす。
- キャベツ1枚に肉だねを1/8量ずつのせ、巻き終わりを下にして炊飯器に詰める。
ポイント
- キャベツが破れた場合は、もう1枚重ねて包むと安心です。
- 肉だねはポリ袋の先端を切り、絞り出すと手が汚れません。
- 巻き終わりを下にすると崩れにくくなります。
煮込む
- 【B】の材料を炊飯器に加え、キャベツの隙間にじゃがいもなどを詰めると安定します。
- 炊飯器の炊飯モードで加熱(目安:50分)。炊けたらキャベツをそっと取り出し、器に盛り付ける。
ポイント
- 煮崩れしてもトロトロに仕上がるので気になりません。
- 炊飯器は必ず調理対応型を使用し、メーカーの取扱説明書に従ってください。
盛り付けと仕上げ
- 器に盛り付けたロールキャベツに、粗びきコショウとドライパセリをふりかけて彩りを添える。
- お好みでスープを少しかけ、温かさを保ちながら提供します。
注意事項
- 使用する炊飯器は5合炊きを推奨します。3合炊きの場合は材料を半量に調整してください。
- 調理対応型炊飯器を使用し、調理モードで加熱してください。
この詳しい手順とポイントで、ロールキャベツ作りがより楽しく、確実に成功する仕上がりになります!
レンジ&トースターで絶品ローストチキン
材料(4人分)
- 鶏モモ肉(骨付き):4本(1本200~250g)
- 焼き肉のたれ:大さじ6
- しょうゆ:大さじ2
作り方
鶏肉の下準備
- 鶏肉全体にフォークで穴をあける。
【ポイント】
- フォークで穴を開けることで、タレが内部までしみ込みやすくなります。特に骨付きの鶏肉は、しっかり味を染み込ませることが重要です。
- 厚手のポリ袋に鶏肉、焼き肉のたれ、しょうゆを入れ、よくもむ。15分以上漬け込む。
【ポイント】
- 時間がある場合は冷蔵庫で3時間以上漬け込むと、よりしっかりとした味がつきます。
- 焼き肉のたれを使用することで、複雑な調味料を使わずとも簡単に味が決まります。
電子レンジで加熱
- 耐熱皿に鶏肉を皮目を上にして並べる。
- このとき、漬けダレは後で使用するため取っておくこと。
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で8分加熱する。
【ポイント】
- 加熱後に一部が生の状態でも心配はいりません。この後トースターで仕上げるため、そのままの状態で進めて問題ありません。
トースターで焼き上げる準備
- 天板にアルミホイルを2枚敷き、周囲を土手のように立てて形を作る。
- これにより、焼き中にタレや肉汁が流れ出るのを防ぎます。
- 加熱した鶏肉を皮目を上にして並べる。
【ポイント】
- この時点で漬けダレをスプーンで少量かけると、さらに香ばしい仕上がりになります。
トースターで仕上げ
- トースターで皮にこんがりとした焦げ目がつくまで焼く(目安5~10分)。
- 焼き時間はトースターによって異なるため、様子を見ながら調整すること。
- 焼き中に、天板に落ちたタレをスプーンで鶏肉に塗りながら仕上げると、ツヤツヤとした見た目が際立つ。
【ポイント】
- 焼き時間が長すぎると乾燥してしまうので、適度な焼き加減を見極めることが重要です。
盛り付けと仕上げ
- 焼きあがった鶏肉をお皿に盛り付ける。
- 余ったタレを別添えにして提供することで、好みに応じて味を足せるようにするのもおすすめです。
【ポイント】
- 彩りを添えるために、付け合わせとしてグリル野菜やポテトを添えると見た目が華やかになります。
この手順を参考に、レンジとトースターを活用することで、簡単かつ絶品のローストチキンを家庭で楽しむことができます。調理時間も短く、失敗しにくいので、ぜひクリスマスや特別な日に試してみてください!
クリスマス映え!スコップケーキ
材料(5~6人分)
- 市販スポンジケーキ:2枚
- 生クリーム:300ml
- 砂糖:大さじ2
- いちご:1パック
- ブルーベリー:10粒
- パイナップル:適量
- オレンジ:1/2個
- キウイフルーツ:1個
- 市販チョコ菓子:適量
※果物は好みのものでOK。市販のカットフルーツを使うと手間が省けます。
作り方
容器の準備
- 約1200ml容量の18cm角程度の容器を用意する。
ポイント
- 容器を使うことでケーキが崩れにくく、形が美しく仕上がります。
- 深さのある容器を選ぶとフルーツやクリームをたっぷり詰められて豪華な見た目に。
果物の下ごしらえ
- いちごはヘタを取り、半分に切る。
- オレンジ、パイナップル、キウイフルーツも一口サイズに切る。
ポイント
- 果物の色味をバランスよく取り入れることで、完成したケーキが鮮やかになります。
- 市販のカットフルーツを使用すれば手間が省け、すぐに作り始められます。
生クリームを泡立てる
- 冷えた生クリームと砂糖をボウルに入れる。
- ボウルの底を氷水に当てながらハンドミキサーで泡立てる。クリームに「指のわだち」ができる程度(ツノが立つ)まで泡立てる。
ポイント
- ボウルに水滴や油分が残っていると泡立ちにくいので、事前にしっかり拭き取る。
- 泡立てすぎると分離してしまうため、少し重く感じたタイミングで確認しながら泡立てる。
- 冷やした状態で作業すると、クリームがきれいに仕上がります。
スポンジとクリームを重ねる
- 容器の底に市販スポンジケーキを1枚敷く。
- スポンジが容器に合わない場合は、手でちぎってすき間を埋める。
- スポンジの上に生クリームの半量をゴムベラで均一に広げる。
- 好みの量の果物を散らしていく。
ポイント
- スポンジをきっちり敷き詰めることで、全体のバランスがよくなります。
- 果物は色ごとに分けてのせると、カラフルな仕上がりに。
2層目を作る
- 残りのスポンジケーキを上にのせる。
- 残った生クリームを均一に塗る。
ポイント
- ゴムベラを使うとムラなく広がります。
- 上層のクリームはやや厚めにすることで、デコレーションが映えます。
フルーツとチョコ菓子でデコレーション
- 上層にフルーツをランダムに配置し、隙間なく詰める。
- 最後に市販のチョコ菓子を散らして完成。
ポイント
- フルーツの配置はあえて不規則にすることで、カジュアルで映える仕上がりに。
- カラフルな果物を使うと、まるでモザイクアートのような見た目に。
- チョコ菓子を散らすことで、プロの仕上がりのような雰囲気が出ます。
盛り付けとアレンジ
- スコップですくってそのまま取り分けるスタイルがおすすめ。大皿に並べた状態でテーブルに出せば、パーティーの主役に!
- サイドにホイップクリームやミントを添えると、さらに華やかになります。
ポイント
- 小分けのカップに入れた「ミニスコップケーキ」として作れば、持ち寄りパーティーにも最適です。
クリスマスの食卓にぴったりなスコップケーキは、簡単に作れるうえに見た目も華やか!家族や友人と一緒に作っても楽しいので、ぜひ挑戦してみてください。
山本ゆりさんのプロフィールと料理哲学
山本ゆりさんは、1986年5月7日生まれの大阪府出身の料理コラムニストで、3人の子どもの母親でもあります。大学在学中に料理ブログ「含み笑いのカフェごはん・syunkon」を開設し、身近な材料で簡単に作れるレシピを紹介し始めました。その親しみやすい関西弁と実用的なレシピが多くの人々の共感を呼び、ブログは大人気となりました。
大学卒業後、広告代理店での勤務を経て、2011年に結婚。現在は主婦として子育てをしながら、料理コラムニストとして活動しています。彼女のレシピ本は累計700万部を超える売り上げを記録し、多くの家庭で愛されています。
「ずぼらレシピ」の哲学
山本さんの料理哲学は、「どこにでもある材料で誰にでも作れる料理」を提案することです。幼い頃から料理に興味を持ち、家にある食材や調味料だけでおいしく作れる料理を考えるようになりました。その経験が、現在の「ずぼらレシピ」の基盤となっています。彼女のレシピは、特別な材料や調味料を使わず、手軽に作れることが特徴で、忙しい主婦や料理初心者から高い支持を得ています。
バリアフリー料理への挑戦
また、山本さんはバリアフリー料理にも積極的に取り組んでいます。障害の有無に関係なく、誰もが料理を楽しめるよう、簡単で工夫されたレシピを考案しています。彼女のレシピは、料理を通じてすべての人々が笑顔になれることを目指しています。
著書とメディアでの活躍
山本ゆりさんの著書には、「syunkonカフェごはん」シリーズやエッセイ本などがあり、テレビや雑誌などのメディアにも多数出演しています。彼女の活動は、日々の食卓に笑顔と幸せを届けることを目的としており、多くの人々に影響を与え続けています。
番組を見た感想をお寄せください!
この記事を読んで感じたことや、番組を見た感想をぜひコメント欄でお聞かせください。また、ご自身でレシピを試した際の感想や工夫点も大歓迎です。
まとめ
「バリバラ」のクリスマス料理ショーは、誰でも手軽に楽しめるバリアフリー料理を紹介し、料理の楽しさを改めて教えてくれる特別な企画です。山本ゆりさんのレシピと挑戦者たちの取り組みは、クリスマスをより特別なものにしてくれるでしょう。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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