笠原将弘直伝!今年のクリスマスは手作りフライドチキン
クリスマスといえば、家族や友人と囲む特別なディナー。そんな夜にピッタリのレシピが、料理家・笠原将弘さんの「笠タッキーフライドチキン」です。このレシピは、手羽元と身近なスパイスであの有名なフライドチキンの味わいを再現した一品。
衣はサクサク、中はジューシーに仕上がり、クリスマスだけでなくパーティーやおもてなしにも最適です。この記事では、材料選びのポイントから調理工程の詳しい解説、さらにアレンジのアイデアまで徹底的にご紹介します。
【あさイチ】和風でおいしく!照り焼きチキンピザの作り方・レシピ|2024年11月19日放送
笠タッキーフライドチキンの魅力とは?
笠原さんが提案するこのフライドチキンの最大の魅力は、「簡単さ」と「本格的な味わい」を両立している点です。家庭で揃えやすい材料を使い、工程もシンプル。それでいてプロの味を楽しめる一品です。特に、スパイス使いが秀逸で、手羽元の旨味をしっかり引き出します。
さらに、調理法には二度揚げや蒸らしなどのプロの技が盛り込まれており、外はカリッと中はふっくらジューシーに仕上がるのが特徴です。
材料の詳細と選び方
主な材料(2〜3人前)
- 手羽元:10本
- 適度なサイズ感の手羽元を選ぶと火の通りが良くなります。冷凍品を使う場合はしっかり解凍し、水気をよく拭き取ってから使用してください。
- 強力粉:適量
- 衣に使用します。強力粉を使うことで、カリッとした食感が得られます。
- サラダ油:適量
- 揚げ油として使用。新鮮な油を使うと風味が格段に良くなります。
手羽元の下味用調味料(A)
- 塩:小さじ2
- 砂糖:小さじ2
- テーブルコショー:小さじ2
- ガーリックパウダー:小さじ1
- オールスパイス:小さじ1
- コンソメパウダー:小さじ1
- 酒:大さじ1
ポイント:調味料の役割
- ガーリックパウダーとオールスパイスは、風味付けに重要です。家庭にない場合は代用品として、すりおろしニンニクやナツメグを使用しても構いません。
- 砂糖と酒が手羽元を柔らかくする鍵となります。
バッター液用材料(B)
- 卵:2個
- 強力粉:大さじ1
- 牛乳:200cc
ポイント:バッター液のコツ
- 牛乳を使うことで衣がまろやかになり、仕上がりが均一になります。牛乳がない場合は無糖の豆乳でも代用可能です。
作り方の詳細な手順
手羽元の下味をしっかりとつける
- 手羽元の水気をペーパータオルでしっかりと拭き取ります。
- ボウルに調味料Aを全て混ぜ合わせ、手羽元全体に揉み込みます。
- ポイント:ビニール袋に入れて揉み込むと手が汚れず、均一に味が馴染みます。
- 密閉容器や袋に入れ、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
- ポイント:一晩寝かせるとより味が染み込みます。
バッター液を準備
- ボウルに卵を割り入れ、強力粉と牛乳を加えます。
- 泡だて器を使ってしっかり混ぜ、ダマが残らないようにします。
衣付けの工程
- 下味をつけた手羽元をバッター液(B)にくぐらせます。
- 強力粉を手羽元全体にまぶし、余分な粉を軽くはたきます。
揚げる工程
- 鍋にサラダ油を入れ、170℃に熱します。
- 衣をつけた手羽元を入れ、3分間揚げます。
- ポイント:油の温度が下がらないよう、一度に揚げる量を調整しましょう。
- 揚げた手羽元を一旦取り出し、3分間休ませます。
- 再び油に戻し、2分間揚げます。この二度揚げで衣がサクサクになり、余分な油も抜けます。
蒸らし工程(お好みで)
- 揚げた手羽元を皿に並べ、ラップをふんわりとかけて5分間蒸らします。
- ポイント:蒸らすことで柔らかさが増し、よりジューシーに仕上がります。
盛り付けとアレンジアイデア
華やかに見せる盛り付け
- リース型に並べる
大皿にリース状に手羽元を並べ、彩りとしてミニトマトやパセリを添えます。 - ディップソースを添える
ケチャップやマヨネーズ、スイートチリソースなどを用意すると好みに合わせて楽しめます。
アレンジの可能性
- スパイス追加
カレー粉やパプリカパウダーを追加するとエスニック風にアレンジできます。 - 骨なしチキンで作る
子どもが食べやすいよう、鶏むね肉や鶏もも肉を使っても美味しく仕上がります。
クリスマスにピッタリ!フライドチキンと楽しむ付け合わせメニュー提案
ここからは、私からの提案です。フライドチキンをメインにした際、クリスマスディナー全体のバランスを考えた付け合わせメニューを取り入れることで、食卓が一層華やかになります。ここでは、手軽に作れるアイデアをいくつかご紹介します!
マッシュポテト:濃厚でクリーミーな一品
マッシュポテトは、フライドチキンとの相性抜群の付け合わせ。以下の手順で作れば、クリーミーで贅沢な仕上がりに!
材料(2〜3人前)
- じゃがいも:3個
- バター:大さじ2
- 生クリーム:50cc
- 塩・こしょう:適量
作り方
- じゃがいもを皮ごと茹で、竹串がスッと通るまで柔らかくします。
- 皮をむいて熱いうちに潰し、バターと生クリームを加えて混ぜます。
- 塩・こしょうで味を整えたら完成!
- アレンジポイント:パセリやベーコンをトッピングするとより豪華に見えます。
スープ:温かく心温まる一皿
冬のクリスマスディナーには、スープが欠かせません。以下の2種類からお好みのものを選んでみてはいかがでしょうか?
コーンスープ
- クリーミーなコーンスープは子どもにも人気。市販のコーンクリーム缶を使えば簡単に作れます。
- アレンジ:仕上げに生クリームを回しかけると、見た目もリッチな仕上がりに。
パンプキンスープ
- かぼちゃをじっくり煮込んで作るスープは、クリスマスらしい温かみのある味わい。ハロウィンで余ったかぼちゃを冷凍保存しておくと便利です。
デザート:ディナーの締めに華やかな甘さを
ディナーの最後を飾るデザートには、見た目も華やかな一品を用意してみてはいかがでしょうか?
フルーツタルト
- 既製のタルト生地を使えば手間を省けます。カスタードクリームをたっぷり詰め、イチゴやキウイなどのフルーツを並べるだけで見栄えの良いデザートが完成!
チョコレートムース
- 材料を混ぜて冷やすだけで完成する簡単デザート。ココアパウダーやホイップクリームを添えて仕上げます。
これらの付け合わせメニューを組み合わせることで、フライドチキンが主役のクリスマスディナーがぐっと豪華になります。家族や友人と特別なひとときをお過ごしください!
ぜひこの提案を参考に、オリジナルのクリスマスディナーをアレンジしてみてください。感想やアイデアがあれば、ぜひコメント欄でお聞かせください!
笠原将弘とは?和食界を牽引する料理人の軌跡と功績
笠原将弘のプロフィール
笠原将弘(かさはら まさひろ)氏は、1972年9月3日生まれ、東京都品川区武蔵小山出身の日本を代表する料理人です。実家は焼き鳥店「とり将」を営んでおり、料理に親しむ環境で育ちました。中学生の頃、パティシエの世界大会で活躍する日本人の姿に感銘を受け、料理の道を志します。
高校卒業後、名門料亭「正月屋吉兆」で9年間にわたり修業を積み、一流の技術と感性を磨きました。その後、父親の死去を機に実家の「とり将」を引き継ぎ、さらには東京都恵比寿に自身の料亭「賛否両論」を開業。現在は、オーナー兼料理人として活躍し、和食文化の発展と普及に尽力しています。
笠原将弘の受賞歴
笠原氏の功績は、多くの賞で高く評価されています。
- 2010年:「世界料理学会 日本代表賞」受賞
- 世界的な料理学会で日本代表として和食文化を発信し、その功績が認められました。
- 2023年:「第10回 料理レシピ本大賞 料理部門」入賞
- 著書『和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず』が、家庭料理の簡便さと美味しさを両立したレシピ本として高い評価を受けました。
これらの受賞歴は、笠原氏が和食の魅力を国内外に広める存在として確立されていることを示しています。
笠原将弘の最新著書:『賛否両論 味の世界』
2024年10月2日に発売された最新著書『賛否両論 味の世界』では、笠原氏の料理哲学と独自のレシピがふんだんに紹介されています。特に家庭で実践できる技術やコツが詳細に記載されており、初心者でも安心して取り組める内容です。また、和食の基本である出汁や調味料の選び方から、現代風にアレンジされたレシピまで、幅広い情報が詰まった一冊です。
笠原将弘の活動と影響力
笠原氏は、料理人としての活動だけでなく、テレビ番組、書籍、YouTubeを通じて多方面で活躍しています。特にフジテレビの「ノンストップ!」や「賛否両論」のブランドを通じて、日本の家庭料理に新たな価値を提供しています。プロの技術を家庭で再現できるように工夫されたレシピは、多くの家庭で親しまれ、和食文化の普及に大きく貢献しています。
読者のコメントをお待ちしています!
このレシピを試してみた感想や、クリスマスのおすすめ料理があればぜひコメント欄で教えてください。レシピの疑問点や工夫した点など、皆さんの声をお聞かせいただけると嬉しいです!
まとめ
笠原将弘さん直伝の「笠タッキーフライドチキン」は、手軽に作れるのに本格的な味わいを楽しめる一品です。クリスマスやパーティーでぜひお試しください!次回はさらに詳しいアレンジやソースの作り方もご紹介予定です。
コメント