斉風瑞シェフが教える「台湾風おこわ」と「ふわふわいり卵」の魅力
「きょうの料理」の人気企画「シェフのON&OFFごはん」では、プロの技術を家庭で再現できる方法と、日常的に作れるシンプルな料理を組み合わせて紹介します。12月23日の放送では、台湾出身の斉風瑞シェフが、母から受け継いだ「台湾風おこわ」と、日常にぴったりの「ふわふわいり卵」を披露します。伝統的な祝い料理から日常の一品まで、多彩な料理の世界を堪能できる放送内容です。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
台湾では朝食やハレの日に振舞われる台湾風おこわ。 国産の豚肉、うずら卵、にんじん、椎茸と国産もち米を中華だしで炊き上げる、深い旨味のだし炊きおこわ。 味付けが心配な方もいると思いますが、パクチーや花椒などは使わずに、鰹だし、醤油、オイスターソース、生姜、ごま油で日本人向けに食べやすく仕上げてあります。
台湾風おこわの特徴とその背景
台湾風おこわは、もち米を主材料としたシンプルながら奥深い味わいの料理で、斉シェフの家庭では祝いの席に欠かせない一品です。豚肉や干ししいたけ、干しえびといった具材の旨味を引き出すことで、少ない材料でも濃厚で満足感のある仕上がりになります。この料理は、台湾の伝統と家庭の味が織り交ざった、まさに家庭料理の真髄とも言える存在です。
材料と下準備の詳細
材料(5~6人分)
- もち米:500g
- 豚バラ肉(塊):100g
- 干ししいたけ:2枚(約10g)
- 干しえび:25g
- サラダ油:40ml
- しょうゆ:大さじ2
- 酒:大さじ2
下準備
- もち米の浸水と冷蔵庫での寝かせ
もち米をたっぷりの水に2時間浸してから、しっかり水気を切ります。その後、ボウルにざるを重ね、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせます。これにより、もち米の吸水が均一になり、蒸した際にふっくらとした仕上がりになります。 - 干ししいたけと干しえびの戻し作業
干ししいたけは軽く洗い、水1/2カップを加えた容器に入れ、冷蔵庫で一晩置いて戻します。干しえびは別の容器でぬるま湯1/2カップを加え、20分間常温で戻します。戻し汁は捨てずに料理で活用します。 - 具材のカット
しいたけは軸を取り除き薄切りに、豚肉は1cm厚さに切り、さらに1cm幅にカットします。具材を均一に切ることで、仕上がりが美しくなります。
調理の手順とポイント
炒める工程
- 深めのフライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒めます。豚肉がこんがりとした焼き色になり、カリッとするまでしっかり炒めることがポイントです。
- しいたけと干しえびを加え、香りが引き立つまで炒めます。具材の香ばしい香りが全体の味わいを引き上げます。
もち米との混ぜ合わせ
- 炒めた具材にもち米を加え、強めの中火で全体が均一になるように炒めます。油が全体に行き渡るまでしっかり混ぜることが重要です。
- 戻し汁1/2カップとしょうゆを加え、もち米が汁を吸い込むまで炒め続けます。
蒸す工程
- 蒸し器に固く絞った蒸し布を敷き、もち米を移して表面を平らにならします。蒸し布をかぶせ、蒸気が上がった鍋で15分間蒸します。
- 蒸し上がったら、残りの戻し汁に酒を加えたものを全体にふりかけ(打ち水)、再度15分蒸します。
ふわふわいり卵のポイント
日常的な料理として人気のいり卵ですが、パサつきやすいのが悩みの種です。斉シェフが紹介する「ふわふわいり卵」は、火加減や卵液の扱い方を工夫することで、しっとり感を実現しています。
- 卵液に少量の水を加えることで火入れ時の乾燥を防ぎます。
- 火加減は弱火をキープし、手早く混ぜることでふわっとした仕上がりになります。
保存方法と活用アイデア
台湾風おこわは食べやすい分量に小分けしてラップで包み、冷凍保存すれば約1か月間保存可能です。電子レンジで温めるだけで、手軽に楽しめます。祝いの席はもちろん、普段のお弁当やおもてなし料理にも活用できます。
まとめ
「きょうの料理」の放送では、斉風瑞シェフの家庭の味とプロの技術が堪能できる内容でした。「台湾風おこわ」の奥深い味わいと、「ふわふわいり卵」の日常的な魅力をぜひ家庭で再現してみてください。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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