町のお風呂屋さんとして新たな人生を歩む夫婦の物語
2025年2月22日放送の「人生の楽園」では、大阪市此花区にある銭湯「千鳥温泉」を営む桂秀明さん(58)と妻の育美さん(58)の奮闘が紹介されます。
かつてサラリーマンとして働いていた秀明さんは、趣味である銭湯巡りを通じて地元の銭湯が後継者を探していることを知り、経営を引き継ぐことを決意しました。2017年9月、夫婦で千鳥温泉を受け継ぎ、地元の人々や新たなファンを迎え入れる銭湯へと育て上げました。
今では常連客から若者まで幅広い層に愛される憩いの場となり、昔ながらの銭湯文化を守りつつ、新しいアイデアを取り入れた運営で多くの人を惹きつけています。
「千鳥温泉」の歴史と基本情報
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1952年創業の老舗銭湯
- 大阪市此花区にあり、長年地元の人々に親しまれてきた。
- 阪神なんば線「千鳥橋駅」から徒歩6分、JR大阪環状線「西九条駅」から徒歩12分とアクセスも良好。
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基本情報
- 営業時間:14時30分~22時30分(定休日:火曜日)
- 入浴料金:大人520円、中人(小学生)200円、小人(幼稚園児まで)100円
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特徴的な浴室設備
- モザイクタイルの富士山の壁画が特徴的で、昔ながらの雰囲気を楽しめる。
- 無料で利用できる乾式サウナと約18度の水風呂を完備。
夫婦の挑戦と千鳥温泉の進化
桂さん夫婦は、千鳥温泉の伝統を守りながらも、現代のニーズに合わせた工夫を凝らし、新しい試みを導入しています。
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自転車湯としてサイクリストに優しい施設へ
- ロードバイクや折りたたみ自転車を店内に保管できるスペースを設置。
- 遠方から訪れるサイクリストも安心して入浴できる環境を整えた。
- この取り組みが話題となり、スポーツ自転車愛好家の間で人気の銭湯に。
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銭湯をより楽しい場にするためのイベント企画
- 「読書湯」や「ブルース湯」など、他の銭湯にはないユニークなイベントを開催。
- 地元の人々が交流しやすい場を提供し、銭湯文化の活性化を目指している。
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地元の企業や個人と連携した「鏡広告」
- 浴室内の鏡には地元企業や個人が出した広告が掲示され、レトロな雰囲気と新しいビジネスが融合。
- 地域密着型の銭湯として、多くの人に支えられている。
地元の人々に愛される理由
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長年の常連客が変わらず訪れる安心感
- 経営者が変わった後も、変わらぬ温かい雰囲気を大切にしている。
- 常連客とのコミュニケーションを大切にし、地域の交流の場として機能。
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若者や観光客、新たなファンの増加
- サイクリスト向けの施策やSNSの活用により、新たな層の利用者が増加。
- 昔ながらの銭湯文化を楽しみたい若者たちにも人気が広がっている。
まとめ
千鳥温泉は、長年地元の人々に愛されてきた老舗銭湯でありながら、新たな試みを積極的に取り入れ、現代のニーズに合った進化を遂げている銭湯です。
今回の「人生の楽園」では、夫婦が銭湯を守るために奮闘する姿や、地元の人々との温かな交流が紹介される予定です。
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