【ザ・ノンフィクション】ボクと古着と下北沢〜夢と現実のヴィンテージ〜 前編|2025年2月16日放送

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番組概要

東京・下北沢は、若者に人気の街です。細い路地に個性的なお店が並び、ファッションや音楽、アートなどさまざまな文化が根付いています。その中でも、今特に注目されているのが「古着」です。全国から夢を持った若者たちがこの街に集まり、自分のお店を持ちたいと奮闘しています。古着はただのファッションではなく、価値のあるヴィンテージアイテムとして投資の対象にもなっているのです。そんな下北沢で、夢を追いながら現実と向き合う若者たちの姿を番組が追いました。

夢を追う若者たちの挑戦

下北沢には、古着業界で成功を夢見て奮闘する若者たちがたくさんいます。今回は、そんな3人の若手オーナーの姿が取り上げられました。

・宮城県から上京し、現役大学生として「ELPASO」を開業したあいりさん
・大学を中退し、ストリート系ブランドを扱う「curb」を経営する上村遥さん
・中学生の頃から古着に憧れ、23歳で上京し「MIMIC」を立ち上げた渡辺宝さん

彼らはそれぞれのスタイルでお店を経営しながら、自分の夢を追いかけています。しかし、順調に成功する人がいる一方で、厳しい現実に直面する人もいます。

20歳の挑戦者・あいりさんと「ELPASO」

あいりさんは、2023年に「ELPASO」という古着屋をオープンしました。まだ20歳の現役大学生ながら、自分のお店を持ちたいという思いで開業に踏み切りました。最初の店舗は駅から少し離れた場所にありましたが、集客が難しく、思い切って駅から徒歩3分の場所へ移転。その資金は親からの借金でまかないました。

お店の特徴は、とにかく価格を抑え、若者が気軽に入れるようにしていることです。まずはお店を知ってもらい、常連客を増やすことを目標にしています。小さい頃から会社を経営する父親に憧れ、将来は自分も経営者になりたいと考えていました。しかし、慎重な性格のあいりさんは、人件費を抑えるためにアルバイトを雇うのは週末だけにしています。

そんな中、大学の授業との両立が難しくなり、あと1単位でも落とせば留年が確定するという状況に。学業とお店の両立のために、スタッフの採用を進めることを決めました。

「curb」を経営する上村遥さん

上村さんは、中学生の頃からファッションに興味を持ち、高校時代に古着の魅力に目覚めました。そして、大学を中退し、700万円の開業資金を元手に2023年7月に「curb」をオープンしました。現在は従業員4人を雇い、東京・高円寺にも店舗を持っています。

スケーターブランドを中心に、アメリカ西海岸で生まれた人気ブランドを取り揃え、ターゲット層を明確にすることでお店のファンを増やしています。さらに、全国から250店舗が集まる「フルギフェス」にも出店し、1日で82万円の売上を記録。勢いそのままに、高円寺に3号店をオープンし、初日は90万円、3店舗合計で300万円の売上を達成しました。

「MIMIC」渡辺宝さんの苦戦

23歳で上京し、2023年12月に「MIMIC」を開業した渡辺さんは、ヴィンテージTシャツに特化したお店を経営しています。しかし、価格帯が高めなこともあり、1日の来店客はわずか4組と、経営は厳しい状況が続いています。

そんな中、支えているのが元准看護師の登生さん。彼は、医療現場の過酷な労働環境の影響で精神的に追い詰められ、退職。その後、古着に興味を持ち、「MIMIC」を手伝うようになりました。現在は新たに「ft.」の店長として、お店の知名度を上げるためにSNSを活用したマーケティングに挑戦しています。しかし、初めて参加したフリーマーケットでは、雷雨の影響で売上はわずか2万円。苦しい状況が続いています。

古着ブームの変化と今後

2024年の夏頃から、下北沢の古着市場には変化の兆しが見え始めました。流行の移り変わりが激しい業界の中で、上村さんはすぐに動き、新たな仕入れ先「山久商会」と契約。さらに「フルギフェス」に出店し、売上を伸ばしました。一方、渡辺さんは新しい仕入れルートを求め、東北地方の古着倉庫へ。大量の古着の中から、価値のあるヴィンテージアイテムを見つけるために必死で探しました。

まとめ

下北沢の古着業界は、夢を追う若者にとって大きなチャンスの場ですが、同時に厳しい現実と向き合わなければなりません。成功を収める人もいれば、苦しい状況の中で必死に頑張る人もいます。そんな彼らの未来がどうなるのか、今後の動向が気になります

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