遊園地の絶叫マシンでダイエットはできるのか?
2月5日放送の「それって実際どうなの会」では、「遊園地で1日絶叫し続けると痩せる?」という噂を検証しました。ダイエットといえば、食事制限や運動が一般的ですが、もし楽しく絶叫マシンに乗るだけで痩せられるなら、これほど嬉しいことはありません。
今回の検証に挑戦したのは、お笑い芸人の餅田コシヒカリさん。彼女が富士急ハイランドで10時間、絶叫マシンに乗り続けた結果、どのような変化があったのでしょうか?体重やウエストサイズの変化はもちろん、絶叫が体に与える影響についても専門家が分析しました。
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検証の条件とルール
今回の検証では、以下の条件のもと、10時間にわたって絶叫マシンを体験しました。
- 検証前の体重・ウエストサイズを測定
- 体重:99.3kg
- ウエスト:106.5cm
- 朝9時から夜19時まで、可能な限り絶叫マシンに乗り続ける
- 検証後に再び体重とウエストサイズを測定
検証に使用した富士急ハイランドのアトラクション
富士急ハイランドには、世界的にも有名なスリル満点の絶叫マシンが多数そろっています。今回の検証では、数々の人気アトラクションに乗り続け、その影響を検証しました。それぞれのアトラクションが持つ特徴や、体への影響を詳しく紹介します。
- FUJIYAMA(ジェットコースター)
日本を代表するジェットコースターで、最大落差70m、最高時速130kmという圧倒的なスピードと高さを誇る。急降下やカーブの連続により、心拍数が急激に上昇し、アドレナリンが大量に分泌されるため、エネルギー消費が期待できる。また、体が重力に引っ張られるG(重力加速度)がかかるため、筋肉にも負担がかかり、全身運動のような効果もある。 - トンデミーナ(回転型アトラクション)
巨大な振り子のように前後に大きく振られながら、360度回転するスリル満点のアトラクション。遠心力によって体が何度も持ち上げられ、腹筋や背筋への負荷がかかるため、自然とインナーマッスルが鍛えられる可能性がある。また、回転による目まぐるしい動きで、体が反射的にバランスを取ろうとするため、姿勢を維持する筋肉も刺激される。 - 高飛車(垂直落下コースター)
世界最大級の落下角度121度を誇る超急降下コースター。まるで垂直よりも前傾するかのような角度で落下するため、絶叫によるストレス発散効果が期待できる。また、急降下の際に内臓が浮くような感覚を味わい、腹部の筋肉が瞬間的に緊張するため、腹圧が高まり、お腹まわりに刺激が加わる可能性もある。 - ZOKKON(音楽と融合した最新コースター)
SEKAI NO OWARIがこのアトラクションのために書き下ろした楽曲が流れる新感覚のジェットコースター。視覚・聴覚・体感のすべてを刺激するため、他のコースターとは違う没入感が特徴。リズムに乗って体を動かすことで、エンターテイメント性と運動効果を同時に楽しめるのもポイント。 - スカイサイクル(ペダル式アトラクション)
高所に設置されたレールの上を、ペダルを漕いで進むユニークなアトラクション。自分の力で前進するため、有酸素運動の要素が強い。ペダルを漕ぐことで、太ももやふくらはぎの筋肉を効果的に刺激できるため、ウォーキングや軽いサイクリングと同じような運動効果が得られる。 - ナガシマスカ(ウォーターライド)
水の上を勢いよく進み、急流を下るスリリングなライド。水しぶきを浴びることで、気分がリフレッシュされるだけでなく、ライド中に無意識に体を支えようとすることで、腕や太ももの筋肉を使う機会が増える。また、迫りくる水に対する反応が、瞬発力や反射神経を鍛える効果につながる可能性もある。 - クールジャッパーン(巨大ウォーターアトラクション)
乗った瞬間から水浸しになるほどの大迫力ウォーターライド。スプラッシュの瞬間には、一瞬息を止めることが多く、その反動で深く呼吸をするため、横隔膜が刺激される。また、落下時に体が大きく揺れることで、腹筋や背筋にも負荷がかかる。 - 戦慄迷宮(世界最長級のホラーアトラクション)
全長900m、平均所要時間50分のウォークスルー型お化け屋敷。歩きながら進むため、他の絶叫マシンとは異なり持続的な運動効果が期待できる。また、驚いた瞬間に心拍数が急上昇し、アドレナリンが分泌されることで、カロリー消費を促進する効果もある。恐怖体験によるストレス発散効果が得られることも大きな特徴。 - 絶望要塞(脱出型アトラクション)
体力と知力を駆使して攻略する、まさに“要塞”のような施設。単なるアトラクションではなく、参加者が自ら動いて攻略していく要素があるため、思考力と運動量の両方が必要となる。体を動かしながら謎を解くことで、脳の活性化や、軽い運動としての効果も期待できる。
絶叫マシンがもたらす身体への影響
絶叫マシンは単なるスリルを楽しむものではなく、乗ることで心拍数が上がり、アドレナリンが分泌されるという特徴がある。この効果により、エネルギー消費が促されるだけでなく、短時間でストレスを発散しやすくなる。特に、回転系のアトラクションでは体幹が刺激されるため、インナーマッスルの活性化につながる可能性もある。
さらに、ウォーターライドや脱出型アトラクションのように体を使うタイプのものは、自然と運動量が増えるため、カロリー消費が期待できる。絶叫マシンを楽しみながらダイエット効果を狙うなら、意識的にウォーキング系のアトラクションも組み合わせるとよい。
富士急ハイランドのアトラクションには、それぞれ独自のスリルと身体への影響があり、ただ絶叫するだけでなく、さまざまな身体的効果をもたらすことがわかる。検証結果が示すように、絶叫マシンに乗り続けることで一定のカロリー消費が期待できる可能性がある。
検証中の食事 – 遊園地グルメも満喫
長時間にわたるアトラクション体験の合間には、富士急ハイランドならではの絶品グルメを堪能しました。遊園地での食事は、単なる腹ごしらえではなく、テーマパークの魅力のひとつです。富士急ハイランドには、アトラクションと同じくらい人気のフードが揃っており、今回の検証中にも特に人気の2品を味わいました。
- Giraffa(ジラッファ)のカレーパン
- 外はカリッと揚げられたサクサクのパン生地が特徴的で、噛むと香ばしい風味が広がる。
- 中にはスパイスが効いた濃厚なカレーがたっぷり詰まっており、食べ応え抜群。
- カレーパン好きの間でも評判が高く、「遊園地でここまで本格的なカレーが楽しめるとは!」という声も多い。
- 1つで満足感が得られるため、アトラクションで体力を消耗した後にぴったりの一品。
- 温かい状態で提供されるので、冬場でも冷えた体を温める効果がある。
- 食べる際は揚げたての油が垂れやすいので、注意が必要。
- Candy apple(キャンディアップル)のカットりんご飴
- 一般的な丸ごとのりんご飴とは異なり、カットされた状態で提供されるため、食べやすさが格段にアップ。
- 外側のパリッとした飴のコーティングが程よい甘さで、シャキシャキのりんごとの相性が抜群。
- 一口サイズなので、アトラクションの合間でも手軽に食べられる。
- 飴の厚さが絶妙で、硬すぎず歯が痛くならない工夫がされている。
- りんごの種類にもこだわっており、甘みと酸味のバランスが良く、飽きのこない味わい。
- 夏場は冷やして提供されることもあり、さっぱりとしたデザートとしても楽しめる。
アトラクションを楽しむだけでなく、美味しいグルメも堪能することで、より充実したテーマパーク体験となった。特にGiraffaのカレーパンとCandy appleのカットりんご飴は、富士急ハイランドを訪れた際にはぜひ試したい逸品。絶叫マシンで消費したエネルギーを、美味しいグルメでしっかり補給しながら、一日を存分に楽しむことができた。
検証結果 – 1日絶叫し続けたらどれくらい痩せる?
閉園後に体重とウエストサイズを再測定。その結果は以下の通りでした。
- 体重 -1.55kg(97.75kg)
- ウエスト -2.5cm(104cm)
わずか1日で1.55kgの減量に成功!さらにウエストも2.5cm細くなり、目に見える変化がありました。
絶叫がダイエットに効果がある理由
今回の検証結果について、国士舘大学の須藤教授が分析しました。
- 絶叫時の心拍数上昇がエネルギー消費を増やす
- 絶叫すると心拍数が急上昇し、エネルギー消費量が増える。
- スポーツと同様に、心臓が活発に動くことでカロリーを燃焼する。
- 血流の急激な変化が代謝を促進
- 急降下や急加速により血液の流れが変わることで、代謝が一時的に活発化。
- 特に脳のエネルギー消費が増加し、脂肪燃焼に貢献する可能性がある。
- 恐怖によるストレス反応が脂肪燃焼を促す
- 戦慄迷宮のようなホラーアトラクションでは、恐怖を感じることでアドレナリンが分泌され、脂肪燃焼効果が高まると考えられる。
絶叫マシンでダイエットは可能なのか?
今回の検証では、1日で1.55kgの減量が確認されましたが、これは主に短期間の水分排出や一時的な代謝向上が影響している可能性があります。
しかし、継続的な運動と組み合わせれば、楽しみながらダイエット効果を期待できるかもしれません。例えば、定期的に遊園地でアクティブに過ごすことを習慣化すれば、楽しくエネルギー消費を増やす手段のひとつとして活用できそうです。
まとめ
「それって実際どうなの会」で検証された「遊園地で1日絶叫し続けると痩せる?」という噂は、一定の効果があることが実証されました。
富士急ハイランドの絶叫マシンを乗り続けた結果、体重は-1.55kg、ウエストは-2.5cmの減少!
絶叫マシンによる血流の活性化や心拍数の上昇がカロリー消費を促進することが明らかになりました。
遊園地で楽しくダイエット効果を得られる可能性はあるものの、継続的なダイエットには運動や食事の管理も必要です。今後の検証でさらなる効果が明らかになるかもしれません。
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