秋の行楽や日々のお弁当作りに!プロ直伝のアイデア満載
2024年11月18日放送のNHK総合『ひるまえほっと』では、秋の行楽シーズンを彩る「お弁当アレンジ」と「かんたんごはん」シリーズのスイーツを特集しました。出演者の古谷敏郎アナウンサーと、弁当コンサルタントの野上優佳子さん、料理研究家の高橋善郎さん、お菓子料理研究家の森崎繭香さんが、それぞれの専門分野からプロならではの知恵を披露しました。
この記事では、番組で紹介された「マンネリ打破」のお弁当アレンジから、季節感を活かしたアイデア、さらには「かぼちゃティラミス」の簡単でおしゃれなレシピまで詳しくお届けします。お弁当作りに悩む方や新しいスイーツに挑戦したい方必見です!
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■ 野上優佳子さんの「マンネリ打破!お弁当アレンジ」
野上優佳子さんは「マンネリ打破」をテーマに、お弁当の可能性を広げるアイデアを提案。普段の食材やレシピに少し工夫を加えるだけで、お弁当の楽しみ方が大きく変わることを教えてくれました。
焼きそばパスタ弁当
冷めても美味しく、弁当箱を開けた瞬間に驚きがある一品。焼きそばにパスタを使うことで、通常の焼きそばよりも弁当に適した仕上がりにするテクニックが特徴です。
- 調理のポイント
- パスタを短く折る
- パスタを半分に折って茹でることで、食べやすくなると同時に調理時間も短縮。さらに、茹でた後は水でしっかり締めてでんぷんを落とし、ペーパータオルで水気を取ります。
- オリーブオイルで表面をコーティングし、くっつきを防止。
- 野菜の切り方を工夫
- 柔らかい野菜(キャベツ)は大きめに、硬い野菜(にんじん)は細く切ることで、火の通りを均一に。
- 豚肉のサイズ感を調整
- 豚肉は存在感を出すために大きめに切ります。炒めた後も形が崩れにくいので、見た目にも豪華な仕上がりに。
- パスタを短く折る
- 仕上げのアレンジ
青のりや削り節をトッピングすれば風味も増し、焼きそば独特の香ばしさを引き立てます。
■ 高橋善郎さんの時短お弁当レシピ
チキンのパン粉焼き弁当
5分で作れる手軽なレシピで、忙しい朝でも美味しいお弁当を実現。高橋さんは調理済みのサラダチキンを活用し、驚くほどスピーディーに仕上げます。
- ポイント1: パン粉の味付け
- マヨネーズでパン粉の付きが良くなり、練りがらしと醤油で風味をプラス。
- 粉チーズや粗びき黒こしょう、ドライパセリを混ぜて「香草パン粉風」に仕上げます。
- ポイント2: 焼き方
- アルミホイルに並べ、オーブントースターで3分ほど加熱。すでに火が通っているサラダチキンを使用するため、パン粉に焼き色がつけば完成。
- 盛り付け
レタスやミニトマトなどの彩り豊かな副菜を添えて、見た目も華やかに。
季節のまいたけチャーハン弁当
秋の味覚「まいたけ」をたっぷり使ったチャーハン弁当。電子レンジを活用した簡単調理が特徴です。
- パラパラ仕上げの秘密
- ごはんにマヨネーズを加えて油分でコーティング。これにより、パラパラとした食感が実現します。
- 溶き卵は中央にのみ入れて加熱。ごはん全体に絡ませないことで、べちゃつきを防ぎます。
- 具材のアレンジ
- まいたけ、カニかま、長ねぎを使用。旨味と彩りを一度に楽しめるバランスの良い組み合わせです。
■ 野上優佳子さんの季節のサンドイッチ
豚肉とりんごのグリルサンド
フランス料理の組み合わせをお弁当アレンジに応用。甘みのあるりんごとジューシーな豚肉が絶妙にマッチします。
- 調理のコツ
- りんごは皮ごと2~3cm幅に切り、豚肉は筋を切り軽く叩いて柔らかくします。
- 薄力粉をまぶしてから焼くことで、肉汁を閉じ込め、ソースがしっかり絡む仕上がりに。
- 仕上げのソース
- 白ワイン、砂糖、マスタードを使った特製ソースで仕上げます。これにより、全体が深みのある味わいに。
- サンドのポイント
- ラップでしっかり包み、冷蔵庫で10分程度休ませることで、パンと具材が一体化し、断面も美しくなります。
■ 行楽シーズン向け!お弁当の保存や保冷の工夫
ここからは、私からの提案です。秋の行楽シーズンにお弁当を持参する際には、気温や持ち運び時間によって食材の鮮度を保つ工夫が必要です。以下では、弁当を安全に、そして美味しく楽しむための保存や保冷のポイントをご紹介します。
保冷材の選び方と使用方法
- 一般的な保冷材
- 冷凍庫で凍らせたジェルタイプの保冷材は、手軽で使いやすいです。お弁当箱に密着させるとより効果的。
- 大きな保冷材を1つよりも、小さな保冷材を複数配置するほうが冷却効果が広がります。
- 持続時間を延ばすコツ
- お弁当箱の周りにアルミホイルや保冷バッグを使用することで、冷気が逃げにくくなります。
- 長時間外出する場合は、ドライアイスや高性能の保冷剤(アウトドア用の保冷剤など)を使うと安心です。
詰め方の工夫で温度を管理
- 保冷材の配置
- お弁当箱の上部または側面に保冷材を置くことで、食材全体を冷やしやすくなります。
- 食材に直接触れるタイプの保冷シートも便利です。
- 冷たいおかずと温かいおかずの分け方
- 冷たいおかず(サラダやフルーツ)は、温かいおかずと仕切りを作るか、別の容器に入れると良いです。
- 温かいおかずはしっかり冷ましてから詰めることで、結露を防ぎ、全体の湿度をコントロールできます。
暑い日と寒い日の保存温度の違い
- 暑い日(20℃以上)
- 菌の繁殖を防ぐため、お弁当は10℃以下を保つのが理想です。
- 冷凍食品をそのままお弁当に入れると、自然解凍しながら冷却効果も期待できます(例: 冷凍の枝豆や唐揚げ)。
- 寒い日(10℃以下)
- 寒い日でも保存温度は一定に保つ必要があります。特に温かいお弁当を持ち運ぶ場合は、保温容器を活用するのがポイント。
- おかずはしっかり加熱し、保温機能のあるスープジャーや保温バッグを使うと温かいまま楽しめます。
容器や素材の工夫
- 保冷機能付き弁当箱
- 内部に保冷剤がセットできるタイプや、保冷バッグと一体型になった商品を活用すると便利です。
- 断熱性のあるバッグを使用
- アウトドアやピクニック用の断熱バッグは、冷気を逃がさず、食材の鮮度を保てます。
便利なグッズ紹介
- 保冷シート: 弁当箱の下や上に敷くだけで簡単に保冷効果をプラス。
- スープジャー: 温かいスープやシチューを持ち運べる保温性抜群のアイテム。
- コンパクトな保冷バッグ: 断熱性の高い素材でできた小型バッグは、弁当箱をすっぽり収納できて便利。
食材選びの注意点
- 持ち運びに向いている食材
- 酸味が強いもの(酢を使った和え物、ピクルスなど)は菌の繁殖を抑える効果があります。
- 濃い味付けの煮物や焼き物は、冷めても味がしっかりしていてお弁当に最適。
- 避けたほうがいい食材
- 水分が多いもの(生野菜、カットフルーツなど)は、保存が難しいため注意が必要です。もし入れる場合は、別容器で保冷。
行楽シーズンの弁当は、保存方法を工夫することで、より安全で美味しい状態を維持できます。ぜひ、これらのポイントを参考にして、快適な行楽シーズンをお楽しみください!
秋の味覚を活かしたスイーツ「かぼちゃティラミス」
かぼちゃを使った簡単スイーツ「かぼちゃティラミス」をご紹介します。このレシピは、グラスに盛り付けるだけでなく、大きなグラタン皿でパーティー仕様にもアレンジ可能!お菓子料理研究家・森崎繭香さんが教えるレシピで、家庭でも簡単に本格的な味を楽しめます。
かぼちゃの自然な甘みとマスカルポーネチーズ、生クリームのクリーミーさが絶妙な組み合わせ。秋のスイーツとしてぜひお試しください!
■ 材料(4人分)
- かぼちゃ: 150g(皮と種を取り除いた状態)
- メープルシロップ: 50g
- マスカルポーネチーズ: 100g
- 生クリーム: 200ml
- カステラ(市販): 4切れ(約2cm角に切る)
- インスタントコーヒー: 大さじ1
- 湯: 大さじ3
- ココアパウダー: 適量
■ 作り方
1. コーヒー液と下準備
- インスタントコーヒーを湯で溶かし、よく混ぜて冷やしておきます。
- かぼちゃは4cm角に切り、水にくぐらせてボウルに入れます。ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で4分間加熱します。
ポイント: 水にくぐらせることでかぼちゃがしっとりと仕上がります。
2. かぼちゃクリームを作る
- 熱いうちにかぼちゃをフォークでつぶし、メープルシロップを加えてなめらかになるまでゴムベラで混ぜます。
- 粗熱が取れたら、マスカルポーネチーズを加えてさらに混ぜます。
注意: かぼちゃが熱いままチーズを混ぜると分離してしまうため、粗熱を取ることが重要です。
3. 生クリームを泡立てる
- 別のボウルに生クリームを入れ、ボウルの底を氷水に当てながら泡立てます。生クリームがふんわりとする程度にゆるめに仕上げます。
ポイント: デコレーション用の生クリームよりも少しゆるめに泡立てると全体がなじみやすくなります。
4. かぼちゃクリームと生クリームを合わせる
- かぼちゃクリームに生クリームの半分を加え、軽く混ぜます。
- 残りの生クリームを加え、さらに軽く混ぜて全体をなじませます。
コツ: 生クリームは2回に分けて混ぜることで、ふんわり感を保つことができます。
5. グラスに層を重ねる
- グラスにカステラを1/8ずつ入れ、冷やしておいたコーヒー液をスプーンで少量かけます。
- その上にかぼちゃクリームをのせ、再びカステラ、コーヒー液、クリームの順で層を作ります。
6. 仕上げ
- 最後にココアパウダーをふりかけて完成です。冷蔵庫でしっかり冷やしてから召し上がれ!
■ アレンジアイデア
- パーティー仕様: グラタン皿などに大きく作り、取り分けるスタイルにすればパーティーにもぴったり。
- デコレーション: ココアパウダーの上に粉糖やナッツをトッピングして、華やかに仕上げるのもおすすめ。
■ レシピのポイントまとめ
- かぼちゃは水にくぐらせて電子レンジで加熱することで、しっとりと仕上がります。
- マスカルポーネチーズはかぼちゃが冷めてから混ぜることで、分離を防ぎます。
- 生クリームは2回に分けて混ぜると、クリームのふんわり感を保てます。
■ 読者の皆さんの声をお待ちしています!
- 「家族みんなで楽しめるスイーツが作れました!」
- 「かぼちゃ以外のアレンジが知りたい!」
- 「大きなグラタン皿で作ってみたら大成功でした!」
ぜひコメント欄で感想やアレンジ案を教えてください。また、気になるレシピや新しいアイデアのリクエストもお待ちしております。
森崎繭香さんの「かぼちゃティラミス」は、かぼちゃの自然な甘みを活かした秋らしいスイーツ。簡単に作れる上に、見た目もおしゃれで、特別な日にもぴったりです。プロのテクニックを取り入れながら、ぜひ自分らしいアレンジを加えてみてください!
■ まとめと読者の感想を募集!
お弁当アレンジ術もかぼちゃティラミスも、簡単なのに楽しいポイントがたくさん詰まっています。ぜひご家庭で試してみてください。読者の皆さんからの感想や、こんなレシピが知りたい!というリクエストもお待ちしております。
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