今備えるべき最新防災グッズ!2024年の決定版
2024年11月5日放送のTBS「マツコの知らない世界」では、防災のプロたちが厳選した最新の防災グッズが特集されました。日本は頻発する地震や台風に加え、将来の南海トラフ地震や富士山噴火などが予測される災害大国。このような大災害に備えるため、今こそ役立つ防災グッズが多数紹介されました。防災軍団と呼ばれるスペシャリストたちが2000点以上の中から選び抜いた、進化系グッズや最新防災食、さらに自治体の取り組みについて詳しく見ていきましょう。
【マツコの知らない世界】北関東スーパー激戦区に迫る!茨城カスミ・埼玉ベルク・群馬ベイシアの絶品グルメ16選|10月29日放送
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今こそ備えたい!
⛑️\防災グッズの世界 第3弾/🔦#今こそ備えたい最強防災グッズ一挙集結#防災士が厳選_本当に役立つ防災リュック#激ウマで長期保存可能な防災食#日常使いもできる防災グッズにマツコさん驚き pic.twitter.com/5AjCADXeRR— マツコの知らない世界 次回は11/5(火)よる8時55分〜⛑️防災グッズの世界🔦 (@tbsmatsukosekai) October 29, 2024
■2000点以上の防災グッズを集める防災軍団によるおすすめ
防災軍団とは?
- 高荷智也:防災グッズ2000点以上を所持する防災スペシャリスト。2011年から活動を広げ、現在では専用の部屋に防災グッズを保管。
- 奥村奈津美:28歳で東日本大震災を経験し、防災活動をライフワークとする元アナウンサー。
- 今泉マユ子:防災食アドバイザー。栄養士として被災地支援に関わりながら、災害食の普及にも力を入れる。
最新防災グッズの進化
災害時に重要な水や電源を確保するための画期的な進化を遂げた防災グッズが紹介されました。特に以下のアイテムは、家庭に備えておきたい一品です。
■水の確保に必須!「飲めるゾウRO」非常用浄水器
災害時に最も重要とされるのが「水」の確保です。特に日本のように地震や台風の被害が頻繁に発生する地域では、ライフラインの断絶に備えて飲料水の確保が不可欠です。しかし、家に備蓄できる水の量には限界があり、実際の災害時には予想以上の長期間断水するケースも多くあります。そんな中で注目されているのが、ミヤサカ工業の「飲めるゾウRO」という非常用浄水器です。
製品の特徴:「飲めるゾウRO」が提供する安全な飲み水
「飲めるゾウRO」は、最先端の逆浸透膜(RO)フィルターを搭載しており、水分子だけを通過させる技術を持っています。このフィルターは、家庭用の浄水器をはるかに上回る性能を持ち、通常のフィルターでは除去しきれないウイルスや有害化学物質も取り除くことができます。
- 逆浸透膜の技術:ROフィルターは逆浸透技術に基づいており、ナノレベルの孔を通して純粋な水だけを抽出します。これにより、農薬、重金属、病原菌などの有害成分が含まれる水でも、ほぼ完全にクリーンな飲料水に変換できます。
- 多用途で安心:通常の水道水はもちろんのこと、雨水や風呂の残り湯、河川の水までろ過が可能です。通常の浄水器ではフィルターが詰まりやすく、飲料水に適さない水もありますが、「飲めるゾウRO」は災害時の水源としても頼りになる性能を備えています。
なぜ「飲めるゾウRO」が災害時の水確保に適しているのか?
災害時の飲料水として推奨されるのは、1人1日あたり3リットル程度。最低でも3日分の備蓄が必要とされるため、1人分で約9リットルが必要です。家族全員分を考えるとかなりの量になり、長期間の断水には対応が難しくなります。
そこで「飲めるゾウRO」のような非常用浄水器が大きな役割を果たします。例えば、雨水や一時的な水溜まりの水をろ過し、飲料水にすることで、長期間にわたって水を確保できます。さらに、「飲めるゾウRO」はコンパクトな設計で、避難所や車中泊など、さまざまな場面で簡単に使用できるため、非常に利便性が高いです。
実際の使用方法と効果的な使い方
- 水の採取:まず、雨水や風呂の残り湯、河川などの水をタンクに採取します。通常の家庭用浄水器では対応できない、にごった水や汚れの多い水でも問題ありません。
- ろ過プロセス:ROフィルターが汚染物質を取り除き、分子レベルで純粋な水のみを通します。特に、農薬や細菌類などを含む水も安心して利用できる点が特徴です。
- 飲用水の確保:ろ過された水は安全な飲料水としてそのまま飲むことが可能です。1日あたり3リットルの目安で家族分を確保するのにも役立ち、長期的な断水にも対応しやすくなります。
長期間断水した事例から見る「飲めるゾウRO」の重要性
実際に、令和6年の能登半島地震では長期間の断水が続き、多くの被災者が水の確保に苦労しました。「飲めるゾウRO」を家庭に備えておくことで、こうした長期的な水不足のリスクに備えることができます。
「飲めるゾウRO」は、家庭に一つ備えておくだけで、災害時の「水」に対する不安が軽減されます。通常の備蓄水と併用することで、いざという時に限りある水源を効率的に活用できるため、非常に価値ある防災グッズと言えるでしょう。
■家庭で使える最強のポータブル電源「Anker Solix C1000」
災害時において水と同様に重要なのが電源の確保です。停電が長期間続くと、スマホの充電、照明、冷暖房、調理器具の使用が制限され、日常生活に大きな支障が出ます。特に夏の暑さや冬の寒さ対策、情報収集のための通信機器の充電には安定した電力が不可欠です。そんな緊急時の電力確保に最適なのが「Anker Solix C1000」です。
製品の特徴:リン酸鉄バッテリーで耐久性と安全性が向上
「Anker Solix C1000」は、従来のポータブル電源とは異なり、リン酸鉄バッテリーを採用しており、寿命が大幅に延びている点が最大の特徴です。従来のリチウムイオンバッテリーに比べて耐久性が5〜6倍に向上しており、10年以上の長期保存にも耐えられます。さらに、リン酸鉄バッテリーは安定性が高く、過充電や高温などにも強いため、災害時に使い慣れていない人でも安心して使用できる点が魅力です。
- 高い充電回数:スマートフォンなら65回、ノートパソコンなら11回、テレビも約8.5時間視聴可能です。夏場には特に必要とされる扇風機も18時間稼働できるため、熱中症予防にも効果的です。
- 日常利用にも適したデザイン:家庭内に馴染むシンプルでコンパクトなデザインのため、普段から目に触れる場所に設置しておいても違和感がありません。災害時だけでなく、キャンプやアウトドア、車中泊などのイベントにも最適です。
ソーラーパネルとの併用でどこでも充電可能
「Anker Solix C1000」には、防水性能を備えた専用ソーラーパネルがセットになっており、停電時の電源確保に最適です。曇りの日でも充電できるため、日照条件に左右されず、連続して電力供給が行えます。
- 効率的な充電性能:晴天時には約2時間で満充電が可能で、短時間での充電が求められる災害時でも対応可能です。
- 業界最速の1時間でのフル充電:避難所での充電や野外での使用も視野に入れて開発されており、ソーラーパネルから直接充電することで、わずか1時間でフル充電が可能です。これにより、災害時でも迅速に次の備えを確保できる点が非常に安心です。
「Anker Solix C1000」が災害時に役立つ理由
災害時には、電源の復旧が半日から最長で1週間以上かかることがあり、特に停電が長引くと避難所でも電源供給が追いつかなくなることが予想されます。家庭に「Anker Solix C1000」があれば、日常的に使用する小型家電を動かせるだけでなく、避難所に行かなくても自宅で電力供給が可能となり、生活の質を維持できます。また、ポータブルで軽量設計のため、災害時に素早く持ち出しができ、車や屋外への運搬も簡単に行えます。
さらに、「Anker Solix C1000」は、0%と満充電での長期保存にも強く、劣化が進みにくいため、いざという時に安心してフルパワーで使用できます。停電の可能性が高い夏場の猛暑や、冬場の冷え込みにも対応できるように、電力の長期供給が可能な設計になっています。
使い方と活用シーン
- 緊急時の電源供給:停電中でもスマホや扇風機、照明を稼働させ、室内の空調を確保できます。
- キャンプやアウトドア活動:キャンプや野外でのイベントにも活用でき、家電製品を屋外で使用することが可能です。
- 停電リスクが高い地域や季節の備え:台風シーズンや猛暑の期間中には、特にポータブル電源が必要とされるため、事前に満充電の状態で備えておくことが推奨されます。
「Anker Solix C1000」は、長期的な電源確保に適した頼れるポータブル電源です。災害に備えた防災アイテムとしての導入はもちろん、普段からアウトドアやキャンプを楽しむ方にも最適な電源供給アイテムです。
■収納力と耐久性が抜群!アイリスオーヤマの防災リュック
災害時に避難所での生活が必要になった場合、少しでも快適に過ごすためのアイテムが揃っていると心強いものです。アイリスオーヤマの「防災リュック 1人用31点」は、1人用に設計された31点の防災グッズが詰まっており、避難生活に必要な基本アイテムがオールインワンで揃っています。その高い収納力と耐久性に加え、快適に過ごすための工夫が施された点が大きな特徴です。
製品の特徴:避難所での「快適さ」を重視したアイテム
「防災リュック 1人用31点」には、エアマットとポンプが同梱されており、避難所でも横になって休むことができます。一般的な防災リュックには見られないアイテムで、床の冷たさや硬さを和らげることができ、少しでもリラックスできる空間を確保できます。
- エアマットの使い方と効果:このエアマットはコンパクトに収納されており、空気を入れるだけで簡単に設置可能です。避難所の硬い床に直接寝ると身体に負担がかかりやすいですが、エアマットがあることで疲労を軽減し、長期の避難生活でも快適に過ごせます。マツコさんも「ひとりだけこれに寝るのはちょっと寂しい」とコメントしつつ、その利便性に感心していました。
- エアポンプ付きで設置も簡単:手動で膨らませるポンプがセットになっているため、数分でエアマットが使える状態に。電源が不要なため、場所を選ばず設置できる点もメリットです。
31点セットに含まれる基本的な防災グッズ
この防災リュックには、災害時の生活に必要な基本アイテムも充実しています。以下のようなアイテムが含まれており、避難所や野外での最低限の生活を支えるよう設計されています。
- ライトやホイッスルなどの緊急時用具:暗闇での視界確保や救助を呼ぶために重要なアイテム。
- 非常食や水:避難時にすぐに摂取できる軽食や水が含まれており、最初の数日間の食料をカバー。
- 簡易トイレ:避難所のトイレが混雑している場合や、屋外での生活に便利な使い捨ての簡易トイレ。
- 防寒具や保温シート:温度の変化に対応できるよう、防寒アイテムも含まれており、季節を問わず安心です。
災害時に必要な「すぐに持ち出せる」便利な設計
このリュックは「備えておく防災グッズ」という役割だけでなく、災害発生時にすぐに持ち出せる便利さも考慮されています。全てのアイテムが使いやすく整理され、リュック一つで完結できるため、避難時に複数の荷物を運ぶ負担も減ります。
- 耐久性のあるリュックデザイン:丈夫な素材が使われており、避難所までの移動でも安心して使用できる耐久性を備えています。また、防水加工も施されており、雨天時でも中身を保護できるため、悪天候の際でも安心です。
活用シーンと「防災リュック」の重要性
災害はいつ起こるか予測が難しいため、日頃からこのリュックを玄関や車などすぐに持ち出せる場所に備えておくことで、非常時に迅速に行動することができます。特に、1人暮らしや高齢の方には必要なアイテムが一つにまとまっているため、準備が手軽で効果的です。いざという時に、こうした防災リュックが身近にあることで、安心感も高まります。
「アイリスオーヤマの防災リュック 1人用31点」は、避難所での快適さを考慮し、日常生活に欠かせない防災グッズをコンパクトに収納しています。災害時の備えとして、自宅に一つは置いておきたいアイテムです。
■究極の津波対策シェルター「+CAL」
日本は地震と津波のリスクが高い地域であり、南海トラフ地震や首都直下型地震の発生が予想される中、津波から命を守るための備えは非常に重要です。そうした背景から生まれたのが、「+CAL」という津波対策専用のシェルターです。このシェルターは、津波の衝撃や漂流物からの保護を考えた設計が施されており、いざという時に住民の命を守るための“最後の砦”となります。
製品の特徴:「+CAL」が提供する高い防護性能
「+CAL」は、シェルター内部にクッションマットが敷かれており、津波による水圧や衝突物からの衝撃を吸収する構造になっています。このクッションは、激しい津波に耐えることができ、内部にいる人を守るための安全性が確保されています。
- 衝撃耐性のある設計:津波が押し寄せる際には、漂流物(木材、建材、自動車など)と衝突するリスクが高まりますが、「+CAL」の堅牢な構造と内部のクッションマットにより、衝撃を大幅に軽減できるようになっています。漂流物の衝突にも耐えられることで、内部の人が安全に避難できる環境が整います。
- 水密性と浮力:シェルターは完全防水構造で設計されており、津波が到達しても内部に水が入らないようになっています。また、浮力を確保しているため、津波によって水に浮いた状態でも安定しやすく、漂流中でも転覆しない設計がされています。
実際の導入自治体とその重要性
「+CAL」は、津波被害の危険性が高い地域に導入されており、高知県中土佐町などの沿岸自治体で設置が進んでいます。南海トラフ地震が発生した場合、最大で34メートル級の津波が到達する可能性があると予測されており、沿岸部の住民には非常に重要な防災設備です。シェルターが設置されることで、迅速な避難が難しい人や、沿岸地域の住民が最寄りのシェルターに避難し、緊急時の安全を確保する手段となります。
設置場所と使用方法の柔軟性
「+CAL」は自治体が設置する他、個人の住宅や施設にも導入可能で、地震発生直後に迅速に避難できる場所として利用できます。シェルターの価格は198万円と高額ではありますが、その命を守る性能を考えれば、費用対効果の高い防災対策として注目されています。また、屋内や駐車場などに設置できるため、普段からアクセスしやすい場所に置いておくことができ、災害時には素早くシェルター内に避難可能です。
津波対策としての導入の意義
「+CAL」のようなシェルターは、津波発生時に避難が間に合わない人や高齢者、子供など、迅速な移動が難しい人々にとって欠かせない命綱となります。特に津波が到達するまでの時間が短い地域では、シェルターが命を守るための決定的な手段となるでしょう。津波の危険が叫ばれる地域では、今後もシェルターの普及が進むことが期待されています。
「+CAL」は、津波から命を守るための究極のシェルターとして、沿岸部や災害のリスクが高い地域での導入が進められています。津波の際に少しでも安心して避難できるよう、自治体と個人の協力による設置が増えていくことが期待されています。
■防災食アドバイザー今泉さんのおすすめ!革命的な防災食5選
災害時には食料の確保が大きな課題となりますが、特に不足しがちなのが新鮮な野菜や栄養バランスの取れた食品です。防災食アドバイザーの今泉さんは、日常的に防災食として備蓄しておきたい、おすすめの「革命的な防災食5選」を紹介しました。これらの防災食は、長期保存が可能で栄養価も高く、いざという時に栄養をしっかり補える点が魅力です。また、普段の食生活にも取り入れやすく、ローリングストック(循環備蓄)として活用できるものが多く揃っています。
1. フリーズドライ タニタ食堂監修 減塩みそ汁(マルコメ)
- 特徴:タニタ食堂の監修による減塩タイプのみそ汁で、食事の塩分を控えつつ美味しさも楽しめます。フリーズドライ製法で長期保存が可能で、必要な分だけお湯で簡単に戻せるため、保存や調理の手間もかかりません。
- 栄養面:みそ汁には発酵食品としての効果もあり、腸内環境を整える働きが期待できます。災害時に普段通りの食事が摂れない場合でも、このみそ汁があれば栄養と塩分をバランスよく補給できます。
2. いつものおみそ汁 野菜(アマノフーズ)
- 特徴:アマノフーズの「いつものおみそ汁」シリーズは、野菜がたっぷり入った防災食で、栄養豊富な具材が特徴です。フリーズドライ製法により、お湯を注ぐだけで簡単に調理でき、災害時の貴重な栄養源になります。
- 保存性:フリーズドライされたみそ汁は、長期間の保存が可能で、賞味期限を気にせず備蓄しておけます。災害時にはもちろん、日常の朝食や軽食としても使えるため、ストックしておくと便利です。
3. 日本の干したくあん(道本食品)
- 特徴:日本の伝統的な保存食であるたくあんを、防災食用に長期保存できるよう改良した製品です。賞味期限が3年8ヶ月と長く、一般的なたくあんとは異なり、長期備蓄が可能です。
- 栄養面と風味:干したくあんには乳酸菌が含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。また、独特の歯ごたえと風味があり、食欲が減退しがちな災害時でも食べやすいアイテムです。簡単な保存食としてだけでなく、野菜不足の解消にも役立ちます。
4. 野菜一日これ一本 長期保存用(カゴメ)
- 特徴:カゴメの「野菜一日これ一本」は、野菜ジュースでありながら賞味期限が5.5年と長く、災害時に必要な野菜成分を効率よく補給できます。1缶で350g相当の野菜が含まれており、栄養価の面でも非常に優れています。
- 災害時の重要性:新鮮な野菜が手に入りにくい災害時でも、これ1本で一日に必要な野菜を摂取できるため、特に栄養不足が心配される場合に有効です。ジュースタイプなので飲みやすく、子供から高齢者まで安心して飲めます。
5. トムヤムクンとガスパチョ(IZAMESHI)
- 特徴:IZAMESHIが提供する防災食「トムヤムクン」と「ガスパチョ」は、長期保存が可能なエスニック風のスープです。賞味期限も3年と長く、災害時に普段と異なる味わいを楽しめるため、気分転換にもなります。
- バリエーションのある食事:災害時は単調な食事が続きがちですが、このようなエスニックなスープがあることで、食事に変化をつけることができます。トムヤムクンはピリ辛な味わいで食欲を刺激し、ガスパチョは野菜の旨味が詰まった冷製スープとして楽しめます。野菜成分が豊富で、栄養補給にも役立ちます。
今泉さんのおすすめ防災食は、どれも長期保存が可能で栄養価も高く、災害時の栄養バランスを考えたラインナップです。防災食として備蓄するだけでなく、日常的に使用して定期的に買い足す「ローリングストック法」を活用すると、普段の食事に取り入れながら災害時に備えることができます。
■新しい発想の防災グッズ!日用品として使えるフェーズフリーアイテム
日常生活の中で自然に取り入れられ、災害時には頼れる備えとして機能する「フェーズフリー」防災グッズが注目を集めています。フェーズフリーとは、通常時には日常生活に役立ち、災害時には防災用品として使用できる二重の役割を果たすアイテムです。この「日常使いできる防災グッズ」というコンセプトに基づいて開発されたのが、プラス株式会社の「LS-900 備蓄スペース付きソファ」と、三和製作所の「バケツにもなる撥水バッグ」です。これらの製品は、いざという時に備えるだけでなく、普段から日常生活に溶け込む工夫が施されています。
1. 備蓄スペース付きソファ「LS-900」(プラス株式会社)
- 特徴:「LS-900」は一見するとシンプルなデザインのソファですが、座面の下に広い収納スペースが備わっており、ここに防災用品や備蓄品を収納できるようになっています。例えば、飲料水や非常食、懐中電灯、ブランケットなどの防災グッズを入れておくことで、必要な時にすぐに取り出せる点が非常に便利です。
- 実用性:このソファはリビングに置いても違和感のないシンプルなデザインで、家族全員が使いやすい設計になっています。収納スペースがあることで、通常の家具としての機能を果たしながら、備蓄品の場所に困ることがない点が魅力です。さらに、長期保存が必要な防災用品を目に見える形で管理できるため、備蓄品の点検や入れ替えも容易になります。
- 防災時のメリット:地震などの緊急時には、安全な場所から備蓄品をすぐに取り出せるため、慌てずに対応できる安心感が得られます。また、避難が必要になった際にも、ソファ下から必要な物資をすぐにリュックなどに詰めて持ち出せるため、迅速な行動が可能です。
2. バケツにもなる撥水バッグ(三和製作所)
- 特徴:三和製作所が開発した「バケツにもなる撥水バッグ」は、普段はバッグとして使用し、災害時には水を運んだり溜めておくバケツとしても活用できる多機能バッグです。撥水加工が施されており、耐久性に優れているため、繰り返し使用が可能です。
- 日常使いの便利さ:このバッグは通常の買い物やアウトドア活動に使えるため、災害時以外にも役立ちます。撥水機能があるため、濡れたものや汚れたものを入れても拭き取りやすく、お手入れも簡単です。雨の日やアウトドアで使用する際にも、中の物が濡れにくく設計されています。
- 防災時の活用方法:災害時には、このバッグをバケツとして利用して水を溜めたり運んだりすることができます。水が貴重になる緊急事態には、洗面や簡易的な水確保にも活躍します。また、柔軟性が高い素材でできているため、収納時も場所を取らず、使わないときはコンパクトに折りたたんでおくことができます。
フェーズフリーアイテムの利点と備蓄の新しいスタイル
「LS-900 備蓄スペース付きソファ」や「バケツにもなる撥水バッグ」のようなフェーズフリーアイテムは、災害対策の新しい形として多くの注目を集めています。これらは防災グッズを「日常生活に溶け込ませる」という新しい視点で開発されており、いざという時に使えるだけでなく、普段の生活にも役立つのが魅力です。家のスペースを有効活用しつつ、必要な備蓄を管理するのにぴったりなアイテムとして、家族全員が気軽に取り入れられる点も大きなメリットです。
フェーズフリーアイテムは、普段の生活を便利にしながら、災害への備えも万全にするという「備えのスタイル」を提案してくれます。
■便利で機能的!日常に溶け込む防災グッズの数々
災害時の備えとして役立つ防災グッズが、今や日常生活にも溶け込む形で進化しています。普段の生活で自然に取り入れることができ、いざという時には災害対策として活用できる、便利で機能的な防災グッズをご紹介します。
音声操作対応の「防災LED電球」(ビザイア)
- 製品名:音声操作 防災LED電球
- 特徴:ビザイアが提供するこの防災LED電球は、停電時に自動で点灯し、音声でSOS信号を発信できるという優れた機能を備えています。通常の電球のように使えるため、日常生活で照明として活用しつつ、停電時には自動的に安全対策としても機能します。
- 停電時の自動点灯:停電を感知すると、自動で点灯し、暗闇の中でもすぐに明かりを確保できるため、特に夜間の停電時に安全に移動できるメリットがあります。急に電気が途絶えた際も、真っ暗な中で慌てることなく安全に行動することができます。
- 音声操作でSOS信号発信:AI音声認識システムが内蔵されており、「助けて」や「SOS」と声をかけるだけで緊急信号を発信します。災害時に孤立してしまった場合や助けが必要なときに、音声だけで救助を呼ぶことができるため、負傷した場合でも安心です。高齢者や小さなお子さんがいる家庭でも、簡単に使える点が評価されています。
安全対策が施された「防災ライトルームシューズ」(ドリーム)
- 製品名:SONAENO 防災ライトルームシューズ
- 特徴:災害時の避難を安全に行うために設計されたこのルームシューズは、足元を照らすライトが付いているうえ、靴底にはガラスなどの破片が刺さらないよう特殊加工が施されています。普段はスリッパ代わりに室内で履きながら、災害時にはそのまま避難用の靴として使うことができます。
- ライト付きで夜間も安全:足元を照らす小型ライトが内蔵されており、停電時や暗い場所でも視界を確保できます。夜間の避難時や停電した建物内を移動するときにも、床の障害物を確認しやすく、つまづくリスクを減らします。
- ガラス防止加工で安全:靴底とつま先部分には強化された保護剤が入っており、割れたガラスや瓦礫などの鋭利な破片を踏んでも貫通しない設計になっています。災害時には建物内のガラスや家具の破片が散乱することが多く、裸足や普通のスリッパでは危険ですが、このライトルームシューズなら安心です。
- 普段使いできるデザイン:見た目は一般的なルームシューズと変わらず、日常生活でスリッパとしても履きやすいシンプルなデザインです。リビングや玄関で普段から使っておけば、いざという時にすぐ足を守る防災グッズとして機能します。
持ち運べる電子レンジ「WILLCOOK HO-ON」(WILLTEX)
- 製品名:WILLCOOK HO-ON
- 特徴:WILLTEXの「WILLCOOK HO-ON」は、災害時やアウトドアでも簡単に食品を温められるポータブル電子レンジです。コンパクトで持ち運びやすく、充電式のため電源が確保できない状況でもレトルト食品や冷えた食事を温めることができます。食事の質が低下しがちな災害時に、温かい食べ物を用意できることは、精神面でも大きな安心感につながります。
- 屋外でも手軽に調理:USB充電や内蔵バッテリーで稼働するため、コンセントがなくても温かい食事を用意できるのが特徴です。災害時の避難所や車中泊、キャンプでも使いやすく、レトルト食品や湯煎で温める必要がある食品も簡単に加熱できます。
- 調理時間:食品を温めるのに約20分かかりますが、電源の心配がないため災害時の限られた条件下でも手軽に使用できます。非常時において温かい食事は特に貴重で、食欲が湧きにくい場面でも食事が摂りやすくなるため、家族全員で避難生活を送る場合にも便利です。
- 持ち運びしやすいデザイン:シンプルでコンパクトなデザインのため、普段から車に常備しておいたり、キャンプ道具と一緒に保管したりしておけば、必要な時にすぐに取り出せます。使わないときも場所を取らないサイズで、保管も簡単です。
これらの防災グッズは、普段から日常生活に溶け込ませることで、「いざという時」にすぐに対応できるよう工夫されています。音声操作LED電球や防災ライトルームシューズ、ポータブル電子レンジのようなアイテムは、家庭内に置いておくだけで防災意識を高め、必要な際にすぐ活用できる利便性があります。普段から備えを意識し、自然に取り入れることで、災害時の準備がより一層整えられるのが大きな魅力です。
読者のコメント・質問を歓迎します
防災の準備について不明な点や他に知りたい情報がありましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。また、実際に使用したことのある防災グッズの感想もお待ちしています。災害への備えは、思い立った時に準備を進めておくことが大切です。
まとめ
2024年最新版の防災グッズは、過去の災害経験と最新の技術を活かして、より機能的で使いやすいものへと進化しています。どれも、災害時に役立つだけでなく日常生活に取り入れやすい工夫が施されています。いつ起こるかわからない災害に備え、今回紹介されたアイテムをぜひ検討してみてください。
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