岡山・備前岡山京橋朝市の名物カレー!200人が並ぶ理由とは?|2025年2月19日放送
2025年2月19日放送の『朝メシまで。』では、岡山県の備前岡山京橋朝市で長蛇の列ができるカレー店が特集されました。多い日には200人以上が並ぶという驚異的な人気を誇るこのカレー店。しかし、店主は「味にこだわりはない」と語ります。
それにもかかわらず、なぜこれほどまでに人が押し寄せるのか?店主のカレー作りには、独特すぎる仕込み作業があり、その工程もまた魅力の一つとなっています。果たして、こだわりゼロのカレーがここまでの人気を集める秘密とは?詳しく掘り下げていきます。
備前岡山京橋朝市とは?岡山の早朝名物市場
岡山県岡山市の中心部を流れる旭川に架かる京橋のたもとで、毎月第1日曜日の早朝に開催されるのが「備前岡山京橋朝市」です。昭和50年代から続く歴史ある朝市で、岡山市民にとっては「朝市といえばここ!」というほど馴染み深い存在です。
- 開催時間:毎月第1日曜日 6:00~10:00(売り切れ次第終了)
- 場所:岡山県岡山市 京橋のたもと
- 特徴:
- 地元の農家が新鮮な野菜や果物を販売
- 地元産の食材を使った手作り加工品が並ぶ
- 岡山ならではの郷土料理や屋台グルメが楽しめる
- 観光客にも人気で、県外から訪れる人も多い
朝市ならではの活気があり、新鮮な食材を求めて早朝から多くの人が訪れます。その中でもひときわ目を引くのが、200人以上が並ぶカレー店です。
定年後に始めたカレー店が行列必至の人気店に!
このカレー店を営むのは、定年退職後に趣味でカレー作りを始めた店主です。元々は友人や家族にふるまう程度だったものの、その美味しさが口コミで広がり、ついには朝市に出店することに。
当初は「趣味の延長」として気軽に始めたものの、気づけば200人以上が並ぶほどの人気店に成長。現在では、「京橋朝市といえばこのカレー」と言われるほどの名物になっています。
しかし、店主は「味にこだわりはない」と公言。普通ならば、「こだわりのスパイス配合」「秘伝の調理法」などが人気の秘訣になるものですが、このカレーはそれとは真逆。では、なぜこれほどの行列ができるのでしょうか?
こだわりゼロ?独特すぎる真夜中の仕込み作業
このカレーの最大の特徴は、仕込みの時間と方法のユニークさにあります。
- 仕込みは真夜中から開始
- 朝市のオープンが6:00にもかかわらず、仕込みは真夜中からスタート
- 店主がひとりで黙々と準備を進める
- レシピは固定されていない
- その日手に入る食材やスパイスの状態によって、毎回味が変わる
- 量の計量はせず、「勘」で調味料を投入
- 調理法もアバウト
- じっくり煮込む日もあれば、短時間で仕上げる日もある
- 水分量やとろみ加減も日によって違う
つまり、毎回同じ味のカレーにはならないのです。しかし、この「偶然の美味しさ」が逆にリピーターを生み、「今日はどんな味のカレーだろう?」と期待する人々が集まる要因になっています。
それでも並ぶ人が絶えない理由
店主の「こだわりゼロ」とは裏腹に、このカレーには並ぶ価値があると多くの人が感じています。その理由を整理すると、以下のようになります。
- その時々の食材を活かした“一期一会の味”
- 毎回少しずつ異なる味わいが楽しめる
- 「今日のカレーはどんな味?」とワクワクするリピーター続出
- 行列に並ぶことで期待が高まる
- 「こんなに人が並んでいるなら、きっと美味しいはず!」という心理が働く
- 早朝の市場で食べる温かいカレーが格別
- 冷えた朝の空気の中で食べるアツアツのカレーは、普段より美味しく感じる
- 地元の人々との交流が楽しい
- 行列に並ぶことで、地元の常連客と自然に会話が生まれる
- 「ここに来ると知り合いに会える」というコミュニティの場にもなっている
このように、単なる「味」ではなく、朝市の雰囲気や人とのつながりも、このカレーを特別なものにしている要素なのです。
まとめ
岡山の備前岡山京橋朝市で行列ができるカレー店は、定年後に趣味で始めた店主が提供するカレーが大人気の理由です。
「こだわりがない」と語る店主ですが、毎回異なる味わいのカレーが“特別な一杯”となり、多くのリピーターを生んでいます。さらに、朝市の特別な雰囲気の中で食べるカレーは、いつも以上に美味しく感じられるのも人気の理由のひとつです。
「朝早くから並んででも食べたい」と思わせるこのカレー。岡山を訪れる機会があれば、ぜひ京橋朝市のカレーを味わってみてください。
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