旬のブリを使った絶品料理「ブリの香りパン粉焼き」
2024年12月24日放送のフジテレビ「ノンストップ!」で紹介された笠原将弘シェフの「おかず道場」。今回の料理は、冬が旬のブリを使った「ブリの香りパン粉焼き」です。バターとパン粉の香ばしい風味に、春菊とニンニクのアクセントを加え、さらに大根おろしとレモンでさっぱりと仕上げる一品。簡単な手順で、家庭でもプロの味が楽しめるこの料理を、材料やポイントを詳しく解説していきます。
「ぶり」の栄養素は、青魚の中でもトップクラス。 カルシウムの吸収を助けるビタミンD、貧血予防の鉄分、コレステロールの代謝促進や肝機能強化が期待されるタウリンが豊富なうえ、脳を活性化させ学習・記憶能力の向上に役立つとされているDHAやEPAが非常に多く含まれています。
材料と特徴
メインの食材と調味料
- ブリ(切り身)4切れ: 冬が旬のブリは脂がのり、焼いてもふっくらジューシー。調味料との相性も抜群です。
- 春菊 1/3束: 独特の香りが料理に爽やかさを加えます。
- ニンニク 2かけ: すりおろして使用し、風味を引き立てます。
- 大根 150g: さっぱりとした味わいで、ブリの脂を引き締めます。
- 調味料A
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- 粉山椒 小さじ1/2: 粉山椒が香りとピリッとしたアクセントを加えます。
その他の材料
- サラダ油 大さじ3
- バター 10g: パン粉を香ばしく炒めるために使用します。
- パン粉 40g: サクサクした食感を演出します。
- レモン(半月切り)1/2個: 料理に爽やかさを加える必須アイテムです。
調理手順とポイント
春菊と大根の下ごしらえ
- 春菊の準備: 葉を摘み取り、細かくみじん切りにします。香りが立つよう、切る際は包丁をしっかり使いましょう。
- 大根おろし: 大根は皮をむいてすりおろします。水分をしっかり切ることで仕上がりがべたつかず、さっぱり感が増します。
ブリの下味付け
- ブリの水気を除去: キッチンペーパーで余分な水分をふき取り、調味料Aをまぶします。この時、ブリ全体にしっかり行き渡るよう手でなじませてください。
- 漬け込む時間: 約15分間漬け込むことで、調味料が染み込みます。長すぎると味が濃くなりすぎるため注意が必要です。
パン粉の香ばしい仕上げ
- パン粉の炒め方: フライパンにサラダ油大さじ2とバターを入れ、中火で加熱します。パン粉を加えて炒め、きつね色になるまでしっかり混ぜます。
- 春菊とニンニクの追加: 炒めたパン粉にみじん切りの春菊とすりおろしたニンニクを加え、全体をなじませます。この時点で香りが一段と引き立ちます。火を止めて取り出しておきます。
ブリの焼き方
- ブリを焼く: 別のフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火で熱します。漬け汁を軽く切ったブリを両面しっかりと焼きます。焼き色がつくまで触らず、香ばしく仕上げましょう。
- 漬け汁の活用: 焼き終わったらフライパンの余分な脂をふき取り、漬け汁を加えます。全体に絡めるようにして味を均一にします。
盛り付けと仕上げ
- 器に盛り付け: 焼き上がったブリを皿に盛りつけ、香ばしく炒めたパン粉をたっぷりとかけます。
- 大根おろしとレモンを添える: 大根おろしをこんもりと添え、半月切りのレモンを置いて彩りよく仕上げます。
仕上がりのポイント
見た目と味わい
香り高いパン粉の黄金色と、瑞々しい大根おろし、鮮やかなレモンが目を引きます。味わいは、脂の乗ったブリにしっかりとした下味が染み込み、パン粉のサクサク感が絶妙なアクセントに。最後にレモンを絞れば、爽やかさが加わります。
家庭でのアレンジアイデア
- 春菊が苦手な場合: 大葉やパセリで代用可能。香りや風味が変わるので、お好みに合わせて試してください。
- ブリ以外の魚で挑戦: サワラやサーモンでもおいしく作れます。魚の種類に合わせて漬け時間を調整してください。
- 付け合わせの工夫: 彩り豊かなグリーンサラダや、炊き込みご飯を添えると一層豪華になります。
笠原将弘氏の最新著書『笠原将弘のきび砂糖®の極み80』詳細紹介
2024年12月3日に発売された『笠原将弘のきび砂糖®の極み80 (扶桑社ムック)』は、和食の魅力を広め続ける笠原将弘氏による新たな一冊です。著者は東京・恵比寿の名店「賛否両論」の店主であり、和食界の第一線で活躍する料理人です。今回は、きび砂糖をテーマに、80種類ものバリエーション豊かなレシピが収録されています。
本書の特徴
本書では、きび砂糖の独特な風味やコクを最大限に引き出した料理が並びます。きび砂糖は、精製度の低い砂糖で、ほのかな甘みと豊かなコクが特徴。和食だけでなく洋食やデザートに至るまで、多様な活用法が提案されています。笠原氏の卓越した技術と発想が、シンプルな家庭料理から贅沢な一品料理まで幅広く反映されています。
- 家庭向けの簡単レシピ:例えば、魚や野菜を使った定番の和食料理に、きび砂糖を加えることで一味違った深い味わいを演出します。
- プロの技が光るアイデア料理:きび砂糖の甘みを活用した特製のたれや、和菓子の作り方も紹介。少し手の込んだメニューも、わかりやすい手順で解説されています。
発売直後の評判と期待
現在、発売間もないため、具体的なレビューは限られています。しかし、笠原氏のこれまでの著書が「わかりやすく再現性が高い」と多くの読者から支持されていることを踏まえると、本書も料理初心者からプロ志向の読者まで幅広く活用できる一冊といえるでしょう。
過去作との関連性
2024年10月1日発売の『賛否両論 味の世界』では、笠原氏の料理哲学や和食の基本的な技術が紹介されています。本書と組み合わせて読むことで、笠原氏が提案する和食の奥深さをより立体的に理解できるはずです。
誰におすすめ?
- 和食初心者: きび砂糖の使い方や料理の基礎が詳しく説明されており、初めて和食に挑戦する人でも安心。
- 料理の幅を広げたい家庭の主婦・主夫: 毎日の料理にちょっとした変化を加えたい人にぴったり。
- 料理上級者・プロ志向の人: 笠原氏ならではのアイデアや技術が詰まっており、新しい挑戦としても楽しめます。
本書の魅力
『笠原将弘のきび砂糖®の極み80』は、ただのレシピ本にとどまらず、「日常の食卓に驚きと感動を届ける」アイデアが詰まった一冊です。笠原氏の料理に対する情熱や、素材を大切にする和食の精神が、各ページから伝わってきます。
まとめ
「ノンストップ!」で紹介された笠原将弘シェフの「ブリの香りパン粉焼き」は、旬のブリを香ばしく仕上げたごちそうメニューです。パン粉のサクサク感と春菊の香り、大根おろしのさっぱりとした組み合わせが絶妙で、年末年始の特別な一品にもぴったり。ぜひこの機会に家庭で試してみてください。
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