北海道小樽と余市を筧利夫が探訪!歴史と味覚、匠の技を体感する旅
2024年12月22日(日)、日本テレビで放送された「遠くへ行きたい」では、筧利夫さんが北海道の小樽市と余市町を訪問しました。港町小樽の歴史ある運河や三角市場での海鮮を堪能し、小樽切子の精緻な工芸に触れました。さらに余市では、冷燻にしんの伝統的な製造法や、90年の歴史を持つニッカウヰスキー余市蒸溜所を見学し、北海道の魅力を余すところなく紹介しました。
■小樽運河で巡る歴史と景観
小樽運河の歴史
小樽運河は、明治時代から続く港町小樽を象徴する観光地です。かつて北海道の物流拠点として使用されていたこの運河は、石造りの倉庫群とともに歴史的景観を保ち続けています。小樽運河は海を埋め立てて作られ、国内外からの物流を支え、現在では観光客にも人気の場所となっています。
運河クルーズの魅力
運河クルーズでは、小樽運河を船上からゆったりと巡り、倉庫群や歴史的建造物を間近に楽しむことができます。夜にはライトアップされ、美しい景観がさらに際立ちます。小樽運河は観光客にとって必見のスポットであり、歴史を感じながら景観を楽しむのに最適な方法です。
■小樽三角市場で味わう旬の海鮮
市場の歴史と特色
小樽三角市場は、1948年頃に始まった小樽駅前の露天商が発展してできた市場です。JR小樽駅から徒歩1分という立地の良さと、地元の新鮮な海産物が揃うことで観光客に人気のスポットとなっています。その名の由来は、三角形の土地と屋根の形状から来ています。
新鮮な海の幸とシャコの塩茹で
市場内ではウニやイクラなど、新鮮な魚介類をその場で試食することができます。特に石狩湾のシャコの塩茹では、適切な塩加減で素材の旨味を引き立たせた逸品です。シャコの旬は春と秋で、それぞれ異なる味わいが楽しめます。
市場での楽しみ方
市場には6つの食堂があり、新鮮な魚介類を使った丼ぶりや定食が人気です。また、購入した海産物をその場で調理してもらうことも可能で、自分好みのオリジナル海鮮丼を作る楽しみも味わえます。
■小樽切子で触れる匠の技
小樽切子の歴史と特徴
小樽切子は、明治時代から続く小樽のガラス工芸品で、漁業用の浮き玉や石油ランプとして使用されていたガラス技術が進化したものです。色ガラスを重ね合わせる「二色被せ」の技法で作られ、繊細で美しい模様が特徴です。
工房見学と製造工程
小樽市内の工房では、ガラスの製造工程を見学できます。吹きガラスで形を作り、冷却後に職人がカットや模様付けを行います。特に、手作業によるカットの工程では、高度な技術が必要とされ、職人の技術力を間近で体感できます。
■余市で味わう伝統の燻製
南保留太郎商店の歴史
1948年創業の南保留太郎商店は、冷燻法を用いた燻製の老舗です。祖母の代に樺太の先住民から燻製技術を学び、戦後に開業しました。現在は三代目が伝統の技を受け継ぎ、カニや豆腐など多彩な燻製製品を提供しています。
冷燻にしんの製法と味わい
冷燻法とは、20℃前後の低温で長時間燻製する製法で、脂が溶け出さず旨味が凝縮されます。余市の冷燻にしんは、北海道産のブナのおがくずを使用し、香ばしい風味と濃厚な味わいが特徴です。
■ニッカウヰスキー余市蒸溜所で伝統と革新を堪能
蒸溜所の歴史
ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、1934年に竹鶴政孝が設立しました。スコットランドの製法を忠実に再現し、石炭直火焚き蒸溜器を使用する独自の技術で世界的にも評価されています。
製造工程と試飲体験
蒸溜所では、麦汁作りから熟成までの工程を見学できます。樽の内側を焼くことで風味を調整し、深みのある味わいを生み出します。最後には試飲体験があり、スモーキーな香りのロックや爽やかなハイボールなど、異なるスタイルでウイスキーを楽しめます。
■まとめ
今回の「遠くへ行きたい」では、小樽運河の歴史ある景観、小樽三角市場での新鮮な海鮮、小樽切子の匠の技、余市の伝統的な燻製とニッカウヰスキーの奥深い世界が紹介されました。北海道の魅力が詰まった内容で、訪れる価値のあるスポットばかりです
コメント