EXILE橘ケンチが奈良・和歌山で日本酒と自然の魅力を探る
2024年11月23日放送の「朝だ!生です旅サラダ」では、EXILEの橘ケンチさんが大好きな日本酒をテーマに奈良と和歌山を巡る旅に出かけました。奈良では新しくオープンした「葛城山麓醸造所」で伝統と革新が融合した酒造りに触れ、和歌山では世界遺産・高野山奥之院を参拝。その後、高級リゾート「かなたのさと」で贅沢な時間を過ごし、和歌山ならではの食材を使ったBBQを楽しみました。
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奈良：新たに誕生した「葛城山麓醸造所」での酒造りの魅力
「葛城山麓醸造所」とは？
奈良県御所市に位置する「油長酒造」が2024年秋に稼働させた新しい酒蔵「葛城山麓醸造所」（通称：山麓蔵）は、日本の伝統と現代技術が見事に調和した施設です。この酒蔵は、標高約400メートルに広がる棚田の中腹にあり、訪れる人々を雄大な自然の景観で出迎えます。
施設の設計を手掛けたのは地元の建築家・吉村理氏。建物には地元特産の吉野杉がふんだんに使われており、木の温もりが醸し出す穏やかな雰囲気が印象的です。酒蔵全体が奈良の風土と文化を映し出すような設計となっており、訪れるだけで地域の豊かな自然と伝統を体感することができます。
酒造りへのこだわり
「葛城山麓醸造所」では、地元の米農家と密接に協力し、奈良産の酒米「秋津穂」を使用した日本酒を醸造しています。この米は、稲の強い生命力を活かすため、精米歩合を90％以上に設定するという独特なアプローチを採用しています。通常、日本酒の醸造では精米歩合を高くし（50%以下に削るなど）、米の外側を削り落として雑味を減らしますが、山麓蔵ではあえて削りを最小限に抑えることで、米の旨味や風味を存分に引き出しています。
この方法により、出来上がった酒は米の甘みや力強さを感じさせる、奥深い味わいが特徴です。特に地元の自然環境で育まれた「秋津穂」の特性を最大限に活かし、飲むたびに奈良の風景が頭に浮かぶような、心に響く味わいを提供しています。
地域とのつながり
「葛城山麓醸造所」は単なる酒造りの場にとどまらず、地域社会と一体となった取り組みを進めています。その一環として、「風の森 里山コミュニティ」を設立。地元の農家、酒蔵、販売店、そして消費者が一丸となり、里山の価値を守り育てる活動を行っています。
このコミュニティでは、以下のような取り組みが進められています：
- 持続可能な農業: 農家と連携し、環境負荷の少ない方法での酒米生産を追求。
- 地域イベントの開催: 地元住民や観光客が参加できる収穫祭や酒造り体験を実施し、地域の魅力を発信。
- 教育プログラム: 地元の学校や団体と連携し、次世代に酒造りの文化と里山の価値を伝える活動を展開。
訪問の見どころ
酒蔵見学: 伝統と最新技術の融合
「葛城山麓醸造所」の見学では、伝統的な手法と最新技術が織り交ぜられた製造工程を目の当たりにできます。酒造りに使われる道具や工程が丁寧に解説され、麹づくりや発酵の仕組みなど、普段はなかなか知ることのできない裏側を学ぶことができます。
特に、地元の水を使った仕込みや、麹室（こうじむろ）での発酵工程は見どころの一つです。ここでは、発酵中の香りを実際に感じることができ、酒造りの神秘的なプロセスを五感で味わえます。
試飲コーナー: 醸造したての「風の森」を味わう
見学後には、試飲コーナーでフレッシュな日本酒を堪能できます。醸造したての「風の森」は、市場に出回る酒とは一味違う特別な体験を提供します。フルーティな香りと米の力強さが絶妙に調和した味わいは、訪れた人々の心を掴むこと間違いありません。
また、スタッフが丁寧に日本酒の特徴や飲み方を教えてくれるため、初心者でも安心して楽しめます。季節限定の銘柄が提供されることもあるので、訪問の際にはぜひチェックしてみてください。
地域文化の体感: 酒造りを通じて奈良を知る
「葛城山麓醸造所」を訪れることで、単に日本酒を味わうだけでなく、奈良の文化や自然を深く知ることができます。周辺の棚田や里山は、まさに日本の原風景。訪問者は、酒造りの背景にある自然環境や歴史に触れることで、奈良の魅力をより立体的に感じることができます。
さらに、酒蔵では地元の伝統工芸品や特産品も販売されており、奈良の地域文化を持ち帰ることができます。たとえば、吉野杉を使った木工製品や地元産の酒粕を使用したスイーツなど、ここでしか手に入らない逸品が揃っています。
訪問のアドバイス
- 事前予約: 見学や試飲は予約制の場合が多いため、事前に公式サイトで確認を。
- アクセス: 奈良市内からは電車とタクシーで約1時間程度。公共交通機関でもアクセス可能です。
- お土産: 試飲で気に入ったお酒はその場で購入できます。数量限定の商品もあるため、早めの購入がおすすめです。
「葛城山麓醸造所」は、訪れる人々に日本酒の新たな可能性と奈良の豊かな文化を伝える、まさに特別な場所です。次回の旅の目的地として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？
和歌山：高野山奥之院で心を清める参拝体験
高野山奥之院の概要
高野山は真言宗の聖地として、日本国内外から多くの参拝者や観光客が訪れる場所です。その中心に位置する奥之院は、弘法大師空海が今もなお瞑想を続けていると信じられている神聖な場所。全国に広がる真言宗寺院の総本山であり、多くの人々がその歴史と霊的な力を感じるために足を運びます。
一の橋から御廟まで続く参道は、約2kmにわたり戦国武将や歴史的人物の供養塔が立ち並び、訪れる人々を荘厳な雰囲気で包みます。この参道は、現世と霊界を結ぶ神聖な通路とされ、歩みを進めるごとに心が浄化されるような感覚を味わえるでしょう。
奥之院参拝の見どころ
数取地蔵尊
一の橋から参道に入ると、左手にあるのが「数取地蔵尊」。このお地蔵様は、参拝者の訪問回数を数えてくださると伝えられており、多くの人々が立ち寄り手を合わせます。地元では「家族の健康や安全を願う際にお参りする場所」として親しまれており、小さな子ども連れの参拝者も多く見られます。
汗かき地蔵
参道の途中で目にするのが「汗かき地蔵」。このお地蔵様は、世界中の人々の罪や苦しみを背負っているため、常に汗をかいているように見えると言われています。実際に見ると、お地蔵様の顔に汗がにじんでいるような独特の姿が印象的です。この地蔵に手を合わせることで、自分の悩みや苦しみを軽くしてもらえると信じられています。
姿見の井戸
奥之院の中でも特に有名なスポットの一つが「姿見の井戸」です。この井戸には、「水面に自分の姿が映らない場合、寿命が近い」という言い伝えがあります。その神秘的な話に魅了され、多くの人が恐る恐る井戸を覗き込みますが、その瞬間の緊張感と神聖な雰囲気は他では味わえません。
井戸の周辺には説明板があり、この井戸にまつわる歴史や逸話が書かれています。参拝者はただ覗くだけでなく、井戸の歴史を学び、その意味を深く感じることができます。
弥勒石
弥勒石は、持ち上げることで自分の徳を試すことができるとされる石です。この石は、善人には軽く、悪人には重く感じると言われています。参拝者の中には実際に石を持ち上げようと挑戦する人も多く、その場で願い事をしながら静かに祈りを捧げる姿が見られます。
石を持ち上げる際には、徳を試されるとともに、心が清められる感覚を味わうことができるといわれています。この石にまつわる話は、訪れる人々に「善悪とは何か」という考えを改めて意識させてくれるでしょう。
参拝時の注意点と豆知識
服装に注意
奥之院への参拝では、一の橋から御廟までの2km以上の参道を歩くことになります。足元は整備されているとはいえ、場所によっては小石やぬかるんだ道もあります。そのため、履き慣れたスニーカーやトレッキングシューズがおすすめです。特に雨の日は滑りやすいため、注意が必要です。
また、山間部に位置するため、季節によっては朝晩の冷え込みが厳しいこともあります。特に秋冬に訪れる場合は、防寒具を用意すると安心です。
所要時間を計画的に
一の橋から御廟までを往復する標準的なルートでは、所要時間は約2時間が目安です。ただし、参道には数多くの見どころや供養塔があり、それぞれをゆっくりと巡る場合はさらに時間がかかることも。余裕を持ったスケジュールで訪れると、奥之院の神聖な雰囲気を存分に味わえます。
時間が限られている場合は、中の橋から御廟へ向かう短縮ルートを選ぶことも可能です。このルートでも主要な見どころを楽しむことができるため、初めて訪れる方にはおすすめです。
撮影禁止エリアを守る
奥之院では御廟橋から先が撮影禁止エリアとなっています。この場所は特に神聖とされており、静寂を保つことが求められます。写真撮影は一の橋から御廟橋までの参道でのみ可能です。そのため、参道の風景や供養塔を写真に収める際には、マナーを守りながら行いましょう。
参拝の時間帯を選ぶ
奥之院は24時間参拝可能ですが、昼間の時間帯と夜間ではその雰囲気が大きく異なります。昼間は家族連れや観光客が多く訪れるため、明るい中で供養塔や風景を楽しむことができます。一方、夜間は訪れる人も少なく、静寂の中で心を落ち着けながら参拝できます。特にナイトツアーでは、僧侶の案内で奥之院の歴史や見どころを深く学ぶことができるため、特別な体験を求める方におすすめです。
高野山奥之院は、その神秘的な雰囲気と深い歴史、そして訪れる人々の心を癒やす特別な力を持つ場所です。訪問の際は、ゆったりとした気持ちで時間を過ごし、この神聖な場所のエネルギーを感じてみてください。
和歌山：「かなたのさと」で極上のリゾート体験
高級ヴィラリゾート「かなたのさと」の魅力を深掘り
2024年にオープンしたばかりの「かなたのさと」は、和歌山県内でも注目の高級ヴィラリゾートです。その最大の特徴は、全室プライベートサウナを完備している点。宿泊客が誰にも邪魔されることなくリラックスした時間を過ごせるよう、敷地全体がプライバシーを重視した設計になっています。自然の中に溶け込むように配置されたヴィラは、訪れる人々に贅沢で静かなひとときを提供します。
ペット同伴可能で家族旅行にも最適
「かなたのさと」では、一部のヴィラがペット同伴可能な仕様となっています。広々とした室内空間に加え、愛犬が自由に過ごせる専用エリアも設けられており、ペットと一緒に過ごす特別な時間を楽しむことができます。宿泊客にはペット用アメニティも用意されており、愛犬との旅行をより快適なものにしてくれます。
バレルサウナで癒やしのひとときを
敷地内には、北欧スタイルのバレルサウナが設置されており、宿泊中は何度でも利用可能です。バレルサウナは丸みを帯びた木製のデザインで、サウナ内の温度を均一に保つ効果があり、体を芯から温めることができます。サウナで汗を流した後は、施設内の冷水風呂で心地よく体を引き締め、その後はリラクゼーションスペースでゆったりと過ごすのがおすすめです。
宿泊者からは、「サウナ後に外気浴をしながら星空を眺める時間が贅沢すぎる」との声も。心身ともにリフレッシュできる体験は、都会の喧騒から離れて心を癒したい人に最適です。
地元食材を使ったテラスBBQで非日常を満喫
「かなたのさと」のもう一つの魅力は、宿泊者専用のテラスBBQです。夜になるとヴィラのテラスで地元の新鮮な食材を使った料理を楽しむことができます。
熊野牛をはじめとする地元の贅沢食材
和歌山のブランド牛「熊野牛」をメインに、地元で採れた新鮮な野菜や魚介類が提供されます。熊野牛は、その柔らかい肉質とジューシーな味わいが特徴で、焼き上げた瞬間に溢れる肉汁が口いっぱいに広がります。また、和歌山の海で採れた新鮮な魚介類もBBQメニューの一つ。地元の味覚を存分に楽しむことができます。
星空の下で楽しむ贅沢なひととき
BBQはテラスで提供され、空気が澄んだ和歌山の夜空の下で味わえます。暖かな照明が灯るテラスは、まるで映画のワンシーンのようなロマンチックな空間です。夜風に吹かれながら、グラスに注がれた地元の日本酒やワインを片手に味わう料理は、格別の味わいです。
また、季節ごとに地元の旬の食材を取り入れた特別メニューが提供されるため、何度訪れても新しい発見があります。
スタッフのきめ細やかなサービス
「かなたのさと」の魅力は施設や料理だけでなく、スタッフのホスピタリティにもあります。BBQの準備や提供は、専任のスタッフがサポートしてくれるため、ゲストは何も心配することなく贅沢な時間を楽しむことができます。希望があれば料理のアレンジや特別なメニューにも対応してくれる柔軟性も魅力です。
訪れる際のポイント
- 予約: 「かなたのさと」は新しい施設のため予約が集中することがあります。特にペット同伴の部屋や特別なプランは早めの予約がおすすめです。
- アクセス: 和歌山市内から車で約30分程度。無料の専用駐車場が完備されています。
- おすすめ季節: 春や秋は気候が穏やかでBBQやサウナをより快適に楽しめます。
「かなたのさと」は、日常を忘れて自然に溶け込むような贅沢な時間を提供するリゾート施設です。サウナでリフレッシュした後、地元の味覚を味わいながら星空を眺めるひとときは、心も体も癒される特別な体験となるでしょう。次の旅行先に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？
読者のコメントをお待ちしています
今回紹介した奈良〜和歌山の旅について、気になる点や感想をぜひコメント欄でお聞かせください。また、奈良や和歌山で訪れてみたいおすすめスポットがあれば教えてください！あなたの旅の経験も共有していただけると嬉しいです。
まとめ
EXILE橘ケンチさんが巡る奈良〜和歌山の旅は、日本酒を通じて地域の魅力を再発見できる素晴らしい内容でした。新しい酒蔵での醸造体験、高野山奥之院の荘厳な参拝、高級リゾートでのリラクゼーションと豪華な食事が組み合わさり、心も体も満たされる旅となっています。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
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