2024年9月4日に放送されたフジテレビ「めざましテレビ」のコーナー「ココ調」では、SNSを中心に若者の間で広がる新しい言葉や表現方法について特集が組まれました。今回のテーマは、若者言葉の新常識「○○界隈」と、謎の文字列の解読方法について。街でのアンケート結果から、多くの若者が日常的に「○○界隈」という言葉を使用していることが明らかになりました。また、SNS上で頻繁に使われる「ハートの色」や「隠しメッセージ」といった新たなコミュニケーション手法も注目を集めています。この記事では、「めざましテレビ」で紹介された若者言葉のトレンドやSNSでの新常識について詳しく解説します。
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あす4日(水)は若者世代のコミュニケーション新常識💡を #ココ調🔍
若者の92%が普段から使うワード「界隈」やSNS📱で使われるナゾの文字列「恋愛記号」“128√e980”って❓みんなはいくつ読み解けるかな🧐#勝野健 アナウンサー
7時20分過ぎに放送予定#めざましテレビ pic.twitter.com/XunfAsMtpS— めざましテレビ (@cx_mezamashi) September 3, 2024
「○○界隈」って何?若者の間で流行する理由
「○○界隈」の意味と使い方
「○○界隈」という言葉は、近年SNSを中心に若者の間で頻繁に使われるようになった新しい表現です。国語辞典によると「界隈」とは、そのあたりの地域や近所、ある分野などを指しますが、若者の間では、特定の趣味や活動、興味のあるテーマについて話題にする集団やコミュニティを指す言葉として使われています。例えば、「#回転界隈」というハッシュタグは、音楽に合わせて回りながら全身のファッションを紹介する人たちのコミュニティを指し、SNS上で総再生回数4億回を超える人気を博しています。
- 例: 「伊能忠敬界隈」は、江戸時代に日本地図を作成するために歩いて測量を行った伊能忠敬にあやかり、長距離を歩くことを趣味とする人々の集まりを指す言葉として使われています。
- 他の例: 「ペット界隈」はペット愛好者のコミュニティ、「首下界隈」は自撮り写真を首から下だけにする人々を指すなど、多種多様な「界隈」が存在します。
若者が「界隈」という言葉を使う理由
若者が「界隈」という言葉を好んで使う理由としては、「自分だけじゃない」と感じられることや、「色んな界隈があるので、その一員になれたら」という意識が挙げられます。これまでの「○○系」という言葉よりも、「○○界隈」はより具体的で詳細な区分けが可能であるため、個人の趣味や興味をより正確に表現することができるのです。特定の「界隈」に属することで、共通の趣味や興味を持つ人たちとのつながりを感じることができるため、SNSでの自己表現やコミュニケーションの手段として人気を集めています。
SNSで使われる謎の文字列の意味
「d30p」ってどういう意味?
最近、SNS上で見かける「d30p」という文字列。これは一見すると何を意味しているのか分かりませんが、実は「しあわせ」を表しています。これはキーボードで「d」「3」「0」「p」を入力した際にひらがな変換で「しあわせ」となることから、このような表現が使われるようになりました。SNSでは、このように一見分からない文字列を使ってメッセージを隠すことで、秘密のメッセージをやりとりすることが若者の間で流行しています。
- ポイント: キーボード入力のひらがな変換を利用して意味を持たせる新しいコミュニケーション方法。
- 他の例: 「128ve980」は上部を消すと「I Love you」と読めるという遊び心のある表現方法も人気です。
「<3」のハートマークの使い方
さらに、若者の間では「<3」という文字列もよく使われます。この「<3」は、90度回転させるとハートマークに見えることから、SNSでのさりげない愛情表現として使用されています。通常のハートマークよりも控えめでさり気なく愛情を伝えたいときに使われることが多いです。普通のハートマーク(❤️)がラブラブすぎると感じる若者にとって、「<3」はちょうどいいニュアンスを持つ表現となっています。
- ポイント: さりげなく愛情を表現できる「<3」のハートマーク。若者の間で流行している理由の一つです。
過去の世代との比較:若者のコミュニケーション方法の進化
昭和・平成世代のコミュニケーション方法
若者の新しいコミュニケーション手法に驚かされる一方で、過去の世代にも独自のメッセージ方法がありました。例えば、お母さん世代ではポケベルが主流で、「14106」で「愛してる」と読むなど、数字の語呂合わせを利用してメッセージを伝えていました。これらの数字の組み合わせを使ったメッセージは、当時の若者の間で流行し、秘密のメッセージをやりとりする手段として重宝されていました。
- ポイント: ポケベル時代の「14106=愛してる」といった数字の語呂合わせのメッセージが人気だった。
現代の若者の新しいコミュニケーション手法
現代の若者たちは、SNSやデジタルメディアを活用して、より遊び心のある方法でコミュニケーションを取るようになりました。文字列を使って隠れたメッセージを伝えたり、特定の「界隈」に属することで同じ趣味や興味を持つ人々とつながったりすることが一般的です。SNSを通じて、より細かく自分を表現し、同じ趣味を持つコミュニティとの一体感を味わうことができるのが特徴です。
- ポイント: SNSの普及により、デジタル上でのユニークなメッセージ方法が生まれた。若者たちはこれを使って、自分の個性や感情を表現しています。
「界隈」という言葉の魅力とSNS時代のコミュニティ
「界隈」を使った新しいコミュニティの形成
「界隈」という言葉は、単にある分野や場所を指すだけでなく、若者たちが新たに形成するコミュニティの一環として使われています。この言葉を使うことで、より具体的に自分がどのようなグループに属しているかを明示でき、同じ興味を持つ人たちとの交流がより深まります。例えば、「#カルプリ自然界隈」というプランでは、自然を楽しむ人たちが集まり、共通の趣味を共有する場として利用されています。
- 例: 「#カルプリ自然界隈」プランでは、軽井沢プリンスホテルウエストで自然を楽しむ人々のコミュニティが形成されています。
新しいつながりを生む「界隈」の可能性
「界隈」という概念は、SNS時代の新しいコミュニケーションの形として注目されています。趣味や関心ごとを細分化して、より具体的に共有することで、個々のつながりが強化される傾向にあります。また、これにより自分のアイデンティティをより明確に表現することができ、自己満足感や所属感が高まるという効果もあります。
- ポイント: 「界隈」という言葉は、個人の趣味や興味を共有する新しい形のコミュニティを生むための重要なツールです。
まとめ
今回の「めざましテレビ」では、若者の間で流行している「○○界隈」という言葉や、SNSを中心とした新しいコミュニケーションの方法について詳しく紹介されました。これらの新しいトレンドは、若者の自己表現の一環であり、同じ趣味や興味を持つ人たちとのつながりを強化する手段としても機能しています。また、SNS上で使われる謎の文字列やハートマークの使い分けなど、独自の表現方法が生まれていることがわかります。これらの新しいコミュニケーション手法を理解することで、若者世代の文化やトレンドにさらに近づくことができるでしょう。
この記事では、若者の新しい言葉やSNSでのコミュニケーションの新常識について解説しました。気になる言葉や表現があれば、ぜひ実際に使ってみて、若者の新しい文化に触れてみてくださいね!
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